先生 ページ9
『時にしょーた先生』
相『なんだ』
『らぶほてるとは何ですか?』
相『……はぁ、』←嫌な予感はしていた
夕日でオレンジ色に照される職員室
私は、今日の訓練のほうこくをするために
しょーた先生の隣の席のイスに座っていた
他の先生達はどうやら用事があるようで今は二人きり
相『…まさか轟に勝つとはな』
『いえ!!轟さんがハンデをしてくれたからです!』
相『個性の制御も完璧…頑張ったな、A』
優しく頭を撫でられて心がぽかぽかする
お父さんと関わりがなかった私にはとっても嬉しいのです
『時にしょーた先生』
相『なんだ』
『らぶほてるとは何ですか?』
…しょーた先生、どうして固まるのです?
『…らぶほてるとやらは他のホテルよりとっても安いのに
何故あまりつかわれないんでしょう』
いつも通り、キラキラした純粋で満ち溢れている目で
少女が軽く口に出してはいけない言葉を口にするA
相『…あー…なんだ…そこは恋人同士で行く場なんだよ』
『んん、?ですが、未成年が入っては行けないとありましたよ?』
おいおいそれはどこで見たんだ
相『…お前はまだ知らなくていい』
『んぇ、!?な、何故です!?私もう個性の制御も出来るのですよ!?』
相『それは全く関係ねぇよ』
ムー、と膨れるAを見てため息をつく
純粋で無知なのは誠に可愛らしくて結構なことだが
コイツ知りたい欲求が膨らみすぎてる
今の12歳ならソウイウ事は普通に知ってるだろう
教えてもいいんだが、こうも純粋でいられると言いにくい
誤魔化すように不貞腐れるAの頭を優しく撫でる
『…、んふふ私それすきです』
相『…そりゃよかった』
コイツが大人の事を覚えるのはずいぶん先になりそうだ
終わり
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まっちゃ - 面白いです もし良かったら、続編書いてください。 (2021年5月3日 15時) (
レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 続き気になる…… (2018年11月4日 22時) (レス) id: 7c2160a8e3 (このIDを非表示/違反報告)
桜酒 - 続きが気になります！・・・生きてますよね？作者様？ (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7715cc5acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノハ | 作成日時：2018年9月12日 22時
