腹が立つくらい猛烈に２【日高光啓】

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貴『うぃ〜お邪魔します』


真「お邪魔されまーす」




何が食べたいのか結局決まらなくて
「とりあえず買っとこうや」と会計してしまった
真ちゃんに連れられて、シンプルな部屋に到着。




真「俺役に立てんから、風呂ってくるわ」




と早々にキッチンから出て行ってしまったので
和食と、適当につまみを用意してみた。




真「お〜ええ匂い！」


貴『冷める前に食べよう』




いただきます、としっかり手を合わせて
嫌になるほど料理を褒められて
お酒も進んで、つまみも減って
お互いいい具合に酔っ払ってきている。




真「なぁ貴方はぁ、好きな人おらんの？」


貴『えー真ちゃんそういう話するんだ』


真「俺を何だと思ってんの？笑
　 あ、それとも俺の話聞きたい？」


貴『めんどくさっ笑』


真「俺はー…」




ピンポーン





…いいタイミングで来よって。
まぁ、本当にいいタイミングやけどな。





ガチャッ



真「いらっしゃい…日高」





薄めのコートにマスク姿と
いつもよりもシンプルな格好の日高。




日「よ！急に呼ぶから、適当で来ちゃった」


真「かまへんよ、2人で飲んでたらテンション上がってしまって」


日「2人？」


貴『真ちゃん、お客さん……え、』


日「…何で？」





ごめんな、日高。
でも俺は、その2人の顔が見たかってん。

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