おんぶ ページ8
ひだかとさんぽ中。
「A〜!
見て見て!ここお花咲いてる!」
「いや、夜だから暗くて
あんまり見えないし」
「そうだ!お花といっしょに
うつってよ!俺写真撮るから!」
「やだよ」
「え〜!
Aの写真ほしい〜!!」
「絶対やだ!
ほら、もう帰るよ!」
「む〜!」
「拗ねるな、
子供じゃないんだから…
あ、」
「A!!」
足元が全然見えなくて、
石につまずいて転んだ。
「いったぁ…」
「大丈夫!?
俺がちゃんと注意しとけば…」
「べつにいいし、
ちょっとこけただけだから…
いっ…!」
痛…
立てない…
「A…?
どうしたの!?
もしかして立てない…?」
「いや、立てる…
いった…!」
「やっぱり…立てないんだ、」
「いや、立てないと
家帰れないし」
「俺がいるでしょ!」
「は?」
「ほら!背中乗って!」
「何で…」
「おんぶ!」
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年5月21日 17時