拗らせ王子と純情娘 １８ ページ18
授業前にはちゃんと起こすから、君は昼食を食べに行きなさいと背中を押されてしまった。
「君の相談も待っとるからね」
そう、最後に手を振ったしんぺい先生はA先生と同じような優しい笑顔を浮かべた。
☕
帰りのHRに姿を見せた先生は、顔色は良くなり体調も良くなったようだった。
終わった瞬間に女子たちに囲まれ、めちゃくちゃ心配されていた。
「行かんでええの？」
チーノにそう言われたが、女子が群がるあの場に行く勇気はさすがにない。
仕方なく帰ろうとした時、輪にいた先生が慌てて駆け寄ってきて俺の手首を掴んだ。
「ショッピくん！す、少し時間あるかな…？」
「あります、めっちゃあります」
「はぁ！？俺と帰ってくれへんの！？」
悪いチーノ、保健室のチヨちゃんと戯れとって。
そんな意味を込め死んだ目を向ければ、チーノは諦めたようにため息をついた。
「ええよ、行ってこい。終わったら保健室来いよ」
「あ、ちゃうやん。今日チヨちゃんおらんかったわ。その代わりしんぺい先生がおったで」
「はぁぁあ！？？ええぇまじかよ！あの先生にケツ狙われてる気がして怖いから嫌やねんな…。ごめん、帰るわ」
肩をすぼめドボドボ帰ってしまった。
まぁ保健室の先生は一人やないからな。
今日はたまたま運が悪かっただけや、明日も頑張れチーノ。
「えっと、ここで話しますか？」
未だ手首を掴む先生に聞く。
チラッと分かりやすく教卓に集まる女子たちに視線を向ければ、先生は首を横に振った。
「二人で話したいから教育指導室行こうか」
…え。
まじ、まじですか。
教育指導室ってことは、秘密の特別指導始まるんちゃう？
『普段真面目に授業聞かないショッピくんに特別指導しなきゃな〜』
『と、特別指導ってなんすか』
『うーん、じゃあ、先生の秘密を教える授業っていうのはどう？』
『めっちゃ気になります』
『でもそれはショッピくんの手を借りないと教えてあげられないんだけど…』
「＿＿ピくん、ショッピくん！ねぇ大丈夫？ボーッとしてたけど」
「え？あぁ、大丈夫っすよ」
「今変なこと考えてたでしょ」
「いやいや」
可愛いA先生が自らスカートを捲り上げるという妄想をしたが
うん、普通にいける。普通にえろいな。
そんなアホな事を考えていたら、いつの間にかA先生に「行くよ」と声をかけられていて。
どんな話されるんやろうな、と。
またボーッとしながらついて行くのだった。
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てきとーさん - チヨちゃぁん……チヨちゃんっ！幸せになってくれ… (2021年1月21日 7時) (
レス) id: 2e24d3a77d (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - みかげさん» わぁありがとうございます！！泣 チヨちゃん可愛いですよね！？(？) (2020年9月7日 23時) (レス) id: 439e2c470d (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 完結おめでとうございます……！！shp君……君イケメンすぎん！？ってかチヨちゃんかわ……チーノさん羨まし(殴)めちゃめちゃおもろかったです！！ありがとうございました！ (2020年9月7日 17時) (レス) id: 946825ef56 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - 粉みるく。さん» ちょっと見たいというコメを見たので、、、！ (2020年7月13日 23時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
粉みるく。(プロフ) - ば、番外編…w わーいチヨちゃんだぁぁぁぁ！ (2020年7月13日 23時) (レス) id: 091f5a802b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2020年5月20日 1時
