【ツイステ】なぁ聞いたか？？...ＮＲＣには、廊下を爆走するオネエがいるらしい【男主】

◆PROLOGUE−３７◆ ページ42

学園長「ですが...今まで、本当に苦労したんじゃありません？中身は女性なのに、身体は男性として生まれてしまったわけでしょう？異性関係で悩んだり、同性との友人関係で亀裂が生じたことは？」

『アンタは俺の親か何かで？？？......心配しなくても、男である自覚はあるんで大丈夫ですよ。ちゃんと女の子に興味はあるし、生理現象だって起きます。友人は...作ったことないのでちょっと、わかりません。避けられんのとかしんどそうだなって、誰かと仲良くなろうとか思ったことなかったし。

　 あ、心配しなくてもユウはもう大事な女友達枠に入ってるので、不純異性 交遊とかは一切心配いらないですよ。いざとなったらあの《ド変態撃退パンチ》貰えば済むんで』

ユウ「やだなぁ、もう殴ったりしないですって♡」



とか言いつつぐっぱぐっぱさせている手が頼もしいね〜〜〜〜？？？
たくましいわ、通りでこんな世界に放り出されても生きていけるわけだよ(？)

さて、私の事情に関する話も一段落ついたところで、当初の話題へ戻ることにしよう。
えっと...どこまで話したっけな。



『...それで、俺がユウの登場を知ってたことと、ユウがどうやったら元の世界に戻れるのかって話なんだけどねぇ...』

ユウ「あ、そういえばそんなこと言ってましたね...」

『......取り合えず、最初に言った通り俺はユウを帰す方法を知らないんだ。詳しい理由はまた今度、改めて話し合いの場を設けさせてくれる？

　 ...きっと、これから長い付き合いになると思う。その間ずっとその他人行儀な話し方は嫌だし...ユウ、取り合えず俺の事は呼び捨て、敬語はなし。オーケー？』

ユウ「了解っ！」

『よろしいｗ......で、話したいことは他にもあるんだけど...』



図書室の時計を見上げた私が今日は解散！と声をかけると、二人ともえっ！？と声を上げ、かなり驚いた様子。

まぁそうなるよね、今から滅茶苦茶重要な話しようとしてた雰囲気だったもんね。
それは本当に期待させて申し訳ないんだけれども、今日はもう、時間が時間だ。
本来モブである私がここで長話してしまったせいで、時刻はすっかり深夜帯に入ってしまっているし......

これ以上時間がずれればユウとグリムの再会に支障をきたす恐れがある。
それだけは何としても、阻止しなければ。



『今日はもう遅くなっちゃったし、一回頭を整理する時間が欲しいんだ。話の続きは《明日の夜》、《学園長室》でってことでどうかな？』

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