【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百八十六件目 ページ39

in閻魔殿


閻魔殿に着くとお香ちゃんが丁度帰る所だった。

危ない、危ない。


「お香ちゃん！チョコあげる！！」


お香「A様？ありがとう。でも私チョコ持って来てないのよ」


「いいって！(本当はもらいたいけど！！！)」


お香「あとでまたこっちに来るからその時でいい？」


「それでいいよ！！待ってるね！！」


お香「楽しみにしててね」


そう言ってお香ちゃんは帰った。

さて、法廷の中はどうなってるのかな？

覗いてみると・・・・？


「何アレ？」


女の子が鬼灯にチョコを投げ入れてる？

お賽銭かな？

それより私はその場にいる子達にチョコをあげる。


獄卒「あ、ありがとうございます」


「イエ、これからも頑張って下さいね」


茄子「あ！A様！！チョコちょうだ〜い！！」


唐瓜「あ、コラ！すみません」


「別に謝らなくていいよ。唐瓜君のぶんもあるから」


茄子「ありがとう、A様！！・・・・おっ、スッゲーおいしい！！」


「よかった・・・ん？」


何やら視線を感じるな。

周囲を見渡すとさっきまでお賽銭のように投げてた女の子達がこちらを凝視してる。


女の子「私も用意しました！！受け取って下さい！！」


一人の女の子が私にチョコを渡してきた。


「ありがとう。いつもご苦労様。これよかったらあげる」


女の子「ありがとうございます！！」


女の子「ずるい！！私も！！A様、チョコどうぞ！！」


女の子「私が先よ！！受け取って下さい！！」


「み、皆落ち着いて。ちゃんと貰うから順番にね・・・」


男獄卒達(((((あーなる前に受け取っておいて良かった)))))


そこからは女の子達により長蛇の列が作られた。

一時間かけてようやく全て渡し終わった。

そして今は最後の人に渡そうとしたが・・・


お香「やっと出番ね。ハイ、チョコ。さっきは渡せなくてゴメンね」


「・・・まずよく並んだね」


お香「Aちゃんに渡す為ならなんでもするわ」


「お香ちゃん！！大好き！！」


烏頭「俺らもいるぞー」


「わざわざ並んだのか」


蓬「いや、知らずに並んで・・・」


烏頭「そこは言うなよ！」


「まぁいいや。はい、二人共。お返し2倍で待ってる」


烏頭「おう！楽しみにしとけよ！！」


(・・・やっぱり不安かも)

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