【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百八十一件目 ページ34

「・・・いつ見てもジュラシックパークだよなぁ」


悲苦吼処の展望台。

異常がないか確かめていると鬼灯と桃太郎君が来た。


「お疲れー」


鬼「お疲れ様です」


きっと案内してんだね。

ここって結構見れないからね。


鬼「現世の書物では「千の頭を持つ龍にかみ砕かれる」とされているのですが・・・」


桃「あっ、アレがそうですね？うわっ怖いな」


「アレね。よ〜〜〜〜く見てごらん」


アレは首長竜なんですよね。


鬼「「千の首長竜にかみ砕かれる」が正解です」


特に大丈夫そうだね。


鬼「Aも行きますか？」


「うん、暇だから」


鬼「仕事しろ」







龍施処の展望台。


鬼「こちらは龍施処。暴れる龍にボコられる地獄ですが・・・」


桃「ティラノサウルスいるんですね・・・」


鬼「ラプトルもいます」


「獄卒の間で「USJ(ユニバーサルスタジオジゴク)」って呼ばれてるね」


桃「イヤなアトラクションだな」


鬼「ス〇イダーマンもいますよ、ホラ」


桃「妖怪土蜘蛛じゃねーか！」


「あと炎のイリュージョンなら24時間やってるね。ジョーズもいるよ」


桃「でもそのイリュージョンには夢も希望もないスよね・・・」


鬼「あー地獄の入り口にこーいう記念撮影用に置くのってどうでしょう」


ジョーズのアトラクション前にあるサメの吊り上げを

金魚草バージョンでやろうかっ前々から言ってたもんね。


「良いんじゃない？観光事業にするか」


桃「アンタら地獄をどうしたいんだ。
　 はぁ〜・・・・しかしルリオはアレから進化したのか・・・」


鬼「始祖鳥なんかもいますよ」


「他にもサーベルタイガーやナウマンゾウもいるし・・・」


桃「古代生物って「巨大で獰猛」なのたくさんいますもんね」


鬼「はい。何もかもが地獄産の化け物という訳ではないんです。
　 あくまで「現世」と「あの世」はリンクしているのです」


桃「う〜〜〜ん・・・不思議な気分。これ降りたりは・・」


「無理だね。獄卒意外禁止。上空からの観覧も獄卒以外は許可が必要で・・・」


と説明している時に、許可した覚えがないのに

白澤とそれに乗っている閻魔大王がいた。

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