百七十六件目 ページ28
シロ「A様は今日視察行かないの?」
「行かないよ。行ったら補佐官がいなくなっちゃうからね」
法廷にて。
今日は鬼灯が視察に行く日なので、仕事が山ほどある日だ。
久しぶりの徹夜になるかも。
シロ「そうなんだ!」
ルリオ「でもどうしてもって時とかないんですか?」
「そういう時もあるね。その時は他の補佐官に任せてるよ」
柿助「じゃあ鬼灯様と一緒に視察とかはあまりないんですね」
「そうなるね」
シロ「・・・・・鬼灯様、かわいそうだね」
ルリオ「・・・・・まぁそこは仕事だからな」
柿助「・・・・・でもさ、辛いかも」
何やらヒソヒソと話す桃太郎ブラザーズ。
桃「極楽満月です。薬届けにきました」
シロ「あ!桃太郎!!」
桃「お。お前達もいたのかー!」
桃太郎君が薬を届けにきてくれました。
桃「あれ?鬼灯さんは?」
「今日は現世に視察に行ってます」
桃「視察?何でまた?」
「現世を見てない者に亡者は裁きを受けられたくないと思うので、
定期的に補佐官は現世に行って様子を見ているんです」
桃「知らなかった・・・」
「アルバイトをしたり、会社員になったりもしますよ」
桃「Aさんも?」
「ええ。私も休日返上の為に行ったりもしますよ」
桃「現世かぁ・・・あ。でもその角ってどう隠してるんですか?
さすがに会社員の恰好に帽子とかはマズイですよね」
「西洋の「魔女の谷」っていう所で作られてる「ホモサピエンス擬態薬」で
角を隠してますね。一瓶30万するんで、どうしてもの時しか使いませんけどね」
桃「30万!?高ぇ!!」
シロ「鬼灯様も同じこと言ってた!!眠気もくるんでしょ、その薬」
「そうなんだよね・・・・」
柿助「そういえばA様って100年間視察というか現世にいたんですよね?」
シロ「そういえば何で?」
「戦争中、戦後っていうのは人が死にやすく、怨霊になったりお迎え課が気づかなかったり
いろいろとトラブルが発生したので、その調整というか手伝いで行ってました。
意外と亡者が多くて100年もかかりましたが、何とか終わりましたね」
ルリオ「でもまだいますよね?」
「さすがに全ての亡者を
そこは連絡しますね。私はあくまで「戦争で亡くなった方」を連れて帰ってましたので」
シロ「それ聞いてると死神みたいだよね」
「え、ブ〇ーチ?」
桃「違うと思います」
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rekuiemu(プロフ) - sickさん» コメントありがとうございます!徐々に距離を縮めるタイプだと思うんで、もう少しお待ちを!!!!鬼灯さん、カッコイイですか!?少し安心しました。これからも応援よろしくお願いします!! (2017年12月20日 20時) (レス) id: 0f866e2864 (このIDを非表示/違反報告)
sick - 鬼灯と早よくっつけや!!って思います。うん,,,,鬼灯格好いい,,,, (2017年12月19日 23時) (レス) id: 0d66d22dc9 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - さっきー!さん» 毎回コメントありがとうございます!!甘すぎて胸やけするんじゃないかと思ってましたが、大丈夫そうで良かったですw応援ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思います(*^▽^*) (2017年12月19日 21時) (レス) id: 0f866e2864 (このIDを非表示/違反報告)
さっきー! - すいません件目でした! (2017年12月19日 19時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
さっきー! - 百九十三話目最高です!!やっとイチャイチャ?してくれたー!!!! めちゃくちゃときめきました! これからも頑張ってください! (2017年12月19日 19時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rekuiemu | 作成日時:2017年12月11日 22時