守りたい ページ42
パタン、と静かにソウンさんの病室の扉を閉めると
チャンミンがフッと自虐気味に笑った
チャンミン「・・・Aさんの言ってた通りですね。
俺は・・・彼女にいいように利用されてただけだったんですね。」
A「・・・・。」
悲しげな目
チャンミンの傷付いてる姿はもう見たくない
そんなふうに自分を思わないで欲しい
A「・・・寂しい？
もうソウンさんと会えないと、」
静かに首を振るチャンミン
チャンミン「もうソウンさんへの気持ちは断ち切りましたから。」
今度は私を見て微笑む
チャンミン「代わりに、Aさんが会わないでって言ってくれて嬉しかった。
少なからずショックで言葉が出ませんでしたから。」
チャンミンを守りたい気持ちと
自分自身の独占欲
私ももう、これ以上つらかったの
A「・・・もう、ソウンさんに触れないで。
彼女のこと、思い出すのもやめて。
私・・・」
チャンミンが他の人に優しくするだけで
胸が張り裂けるように痛いよ
A「チャンミンのことが好き過ぎて・・・
おかしくなっちゃったのかな。」
独占したい
誰も見ないで
誰のことも想わないで
ずっと
私だけをそばに置いてよ
チャンミン「可愛いこと言ってくれますね。」
そっと私の頬に触れると、優しく撫でてくれる
チャンミン「益々手放せなくなるじゃないですか。」
力なく笑うチャンミン
その目に少しだけの切なさと安心感を感じた
その後、まだ仕事があるチャンミンとは別れ、ひとりで街を歩いていた
辿り着いたのは、大通りから少し離れた閑静な住宅街
A「・・・ここ？」
チャンミンが渡してくれたメモを頼りに、裏口に近い母屋を探す
視線に止まったのは、腰を曲げて白菜を洗うおばあさん
「あんたかい？日本人の奥さんは。」
私に気が付くと、白菜を持ったまま手招きをした
A「あ、あの、奥さんじゃなくて・・汗」
「いいのいいの。そのうち結婚するんだろ？
こんな家まで買って、ただの友達なはずないじゃないか。」
昔のなごりで、やたら日本語の上手な人
案内された場所は
この隣のおばあさんが大家さん
チャンミンが私とふたりで暮らす為に買った、韓国の昔ながらの旧家屋だった
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
