留守電 ページ14
バイト先も一緒で、シフトも一緒
帰り道もいつも送ってくれるようになった
色んな話をして
笑いながら帰るのんびりした時間
チャンミンのことは忘れることは出来ないけれど
少しだけ、頭の片隅に追いやることが出来た
亮「就職？」
A「そう。就職。
本格的に再就職先、探そうと思って。」
今まで飲食店のアルバイトで生計を立ててた私
仕事も辞めて前の婚約者と別れてから、もう随分経つ
亮「辞めちゃうの？バイト。」
A「うん・・・今のお店は楽しいし好きだけど、
そろそろちゃんとしようと思って。」
チャンミンと別れて、なにか変えたくなった部分もある
亮「そっか・・・俺もそろそろ考えてたけど。」
４年制大学を出て、就職浪人から今のアルバイトはずっと続けてるって言ってた
亮「でもバイト辞めたら、会えなくなっちゃうね。」
A「え？」
急に寂しそうに言うから反応に困る
亮くんが優しくしてくれるのは本当はどういうつもりなのか分からない
他のバイトの女の子にも誰にでも優しいし
確実な言葉で迫られたわけでもない
A「寂しいよ？私も。」
半歩下がって歩いていた私に、急に振り向き
にっこり微笑んだ
亮「手、繋いで歩いていいかな？」
『留守番電話サービスセンターに接続します』
丁度その時、私のバッグの中では不在着信が点滅していた
A「手、を・・？」
はい、と差し出されたその意外に男らしい手にドギマギしてしまう
A「えっ、なんで？突然、」
笑ってごまかした私に亮くんは真っすぐに見据えてくる
亮「好きだから。」
差し出し掛けた手がピタリと止まる
亮「好きだからだよ。」
PIーーーーーー
『俺です。チャンミンです。
Aさん・・・会ってもらえませんか？』
A「私・・・、亮くんのことは、」
友達にしか思えない
そう言おうとした瞬間、固まってしまっていた手を握って引き寄せられた
『俺、』
A「ちょっ、やめて、困るよ・・・」
亮「うん。困らせてるの、分かってる。」
抱きすくめられた身体をほどこうとすると、
温かくて優しい手で髪を撫でられる
『別れるつもりなんてないですから』
たったそれだけで
涙が出そうになった
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
