抱きしめたいーＣhangmin sideー ページ27
チャンミン「おい！起きろって！ギュ！！」
A「そんな強く揺り動かさない方が・・・
顔色だって悪いし・・・」
チャンミン「こいつは普段からこういう顔色なの！
おい！起きろ！」
不機嫌全開の俺が強く揺すって、ようやく机から顔をあげたキュヒョン。
キュヒョン「・・・あれ？チャンミン？チエルも一緒なの？」
俺とチエル、気まずそうに立ってるAさんと三人がキュヒョンを覗き込む。
目がうつろな奴の前には、焼酎の空き瓶と、ワインボトルが三本。
チャンミン「ったく、どんだけ飲んだんだよ。」
キュヒョンよりAさんを睨んで言うと、視線が泳いでる。
チャンミン「ほら、肩に掴まれよ。送るから。」
キュヒョンを抱えるように抱くと。
キュヒョン「俺、Aさんと帰る。」
・・・はぁ？なに言ってんの？
聞き流すつもりで、俺は無言だった。
酔っている奴の戯言だ、とそう思ってた。
キュヒョン「どうせ、契約してる彼女だろ？
本気で好きなわけじゃないんだし。」
キュヒョンの言葉に、チエルは目を丸くした。
チャンミン「・・・やめろよ。」
Aさんが聞いてる。
払いのけようとした俺の耳元に、キュヒョンは顔を近づけた。
キュヒョン「一晩だけ、俺にも貸してよ。
都合のいい彼女。」
ブチっと血管が切れるかと思った。
キュヒョン「痛ってー！！」
A「キュヒョンさん！！」
チエル「オッパ！！」
気が付くと、俺はキュヒョンの胸倉を掴んで突き飛ばしていた。
チャンミン「・・・いい加減にしろよ。」
低い声に、振り向いたAさんの腕を掴んだ。
チャンミン「チエル、ごめん。
タクシーで帰って。
キュヒョン、おまえは一人で勝手に帰れ。」
チエルにタクシー代を握らせると、急いで店を出た。
A「ちょ、ちょっと！チャンミン君！汗」
勢いよく引っ張る俺のペースについていけなくて、足元がふらついてる。
でも、ごめん。
優しくエスコートする余裕なんてない。
一秒でも早く、二人きりになって
Aさんを思い切り抱きしめたい。
素直にーＫyuhyun sideー→←重なるーＣhangmin sideー
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なお(プロフ) - 環琉さん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
環琉(プロフ) - なおさんこんにちは。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2018年9月16日 11時) (レス) id: 3c1ded918f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティ(プロフ) - こんばんは。一気に読ませて頂きました。今は亡き彼の墓前で「彼女を貰っていいですか？」って言うシーンには胸打たれました。チャンミンを良く理解しているギュのシーンも楽しかったです。最後は幸せな気持ちになりました。 (2017年6月8日 21時) (レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - なつさん» なっちゃーーん！元気？こちらは元気よ。仕事忙しいっす。相変わらず新作も書くことなく。でも暇だから（笑）見直して修正しちゃう。待たせる時間もドＳだからね。ちょっとずつ。苦しくなる、超重い話が書きたい。最近私病んでるからねw (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - hakuさん» わー！すごく嬉しいです。コメント苦手なのに送ってくださってすごく励みになりました。最近更新ないですが、また現れたらこっそり遊びにきてくださいね。こちらこそいつもありがとうございます！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年6月5日 13時
