ゲーム ページ11
チャンミン「俺が好きな人の代わりになってくれたら。
俺もAさんの好きな人の代わりになってあげるよ。」
ふざけた提案だと思っていた彼の発言を
この言葉で、一瞬気が迷った。
『シフ』の代わり？
このぽっかり穴の開いた心をまた、埋めてくれるの？
唯一無二の存在って分かっているはずなのに。
ばかばかしいって、そう思うのに。
あぁ、これはゲームのようなものなんだ。
大学の講義が休みで、ご飯を平らげたらまた気持ちよさそうにベッドに入って転がる彼。
その子供のように楽しそうな表情に、真剣に考える方がなんだかバカらしく思えた。
A「・・・代わりって。
なにするの？」
ベッドに近づいた私を、上目遣いで見上げた彼は。
「そうこなくっちゃ」
とでも言わんばかりのいたずらな笑顔を見せた。
チャンミン「んーー・・
そうだな。
寂しくなったら電話したり、会って飯食ったり酒飲んだり。
昨日の場所に行くのもいいし。」
なんだ、そんなことか。
だったらやっぱり友人と変わらないじゃない。
A「へ、変なこととかしないよね？」
チャンミン「？
身体の関係？お望みなら、しますけど。」
A「///」
しれっと言うところ、女の人の扱いに慣れてる感じがする。
チャンミン「じゃあ決まり。
携帯の番号教えて。」
鼻歌でも歌いそうに上機嫌になりながら、私の携帯を登録していた。
チャンミン「あ、俺結構忙しいからたまに連絡取れなくなるけど。」
はい、と携帯を私に手渡しながら。
私の腕を掴んでそのままベッドに引き寄せた。
チャンミン「俺の寂しい時、側にいてくれたら。
Aさんの寂しい時も側に居るって、約束する。」
なんて都合のいい言い草なんだろう。
おでこにそっと触れるだけのキスをされながら、それでも反論できない自分がいた。
この約束がお互いを縛り付ける。
私たちの苦しいゲームのスタートだった。
届かないーＣhangmin sideー→←興味ーＣhangmin sideー
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なお(プロフ) - 環琉さん» こちらこそ、読んで頂きありがとうございました！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 460cbb2093 (このIDを非表示/違反報告)
環琉(プロフ) - なおさんこんにちは。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2018年9月16日 11時) (レス) id: 3c1ded918f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティ(プロフ) - こんばんは。一気に読ませて頂きました。今は亡き彼の墓前で「彼女を貰っていいですか？」って言うシーンには胸打たれました。チャンミンを良く理解しているギュのシーンも楽しかったです。最後は幸せな気持ちになりました。 (2017年6月8日 21時) (レス) id: 1eac5c6b24 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - なつさん» なっちゃーーん！元気？こちらは元気よ。仕事忙しいっす。相変わらず新作も書くことなく。でも暇だから（笑）見直して修正しちゃう。待たせる時間もドＳだからね。ちょっとずつ。苦しくなる、超重い話が書きたい。最近私病んでるからねw (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - hakuさん» わー！すごく嬉しいです。コメント苦手なのに送ってくださってすごく励みになりました。最近更新ないですが、また現れたらこっそり遊びにきてくださいね。こちらこそいつもありがとうございます！ (2017年3月17日 22時) (レス) id: b5966abb7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2014年6月5日 13時
