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あなたはたくさんのことを私に教えてくれた


最初に言っていた、核融合からなる無数の星の正体


頭が痛くなるような重い文献を手に、受験勉強さながらの時間を割いた


流星群の軌道要素


太陽系の恒星の物理


雲粒の落下速度から計算した研究論評


私は知りもしなかった知識に心躍った


初めは私をうっとうしがって、ろくに見向きもしなかったあなたは


次第に私の研究に口を挟むようになり、


椅子を寄せ、机を並べ、


毎日顔を突き合わせて没頭するようになっていた



A「天文学者にでもなろうかな、私。」


ある日、急に真顔でそんなことを言ったものだから


あなたは面食らった顔で私の横顔を見た


「いや、どう考えても無理だろ。」


A「分かってますよ、そんなこと。」


また黙々とパソコンに向かう私に、椅子の背もたれをギィと鳴らした


「・・・進路、どうすんの。」


私は、大学2年生の夏を迎えていた


A「チャンミン先輩はいいですよねー。もう大手に就職決まっちゃって。」


彼は私の一つ年上だった


「ユノさんが、さっさと就活だけはしとけってうるさいから。」


A「最近部長、来ないですね。直してもらいたい機材あったのに。」


「あの人いなくなったらどうするつもりなんだよ・・」


呆れたようにペンを机に放り、ガタガタと音を鳴らす小さな冷蔵庫を開ける


「冷えてねぇな、これ。」


ぬるいペットボトルの水を取り出して、「またユノ先輩に頼むか。」と笑う


A「キンキンに冷えた、冷たいビール飲みたいですね。」


「おっ、いいねぇ。おまえのおごり?」


睨みつけると、肩をすくめた


「分かったよ。これ終わったら、飯おごってやるよ。」


A「やったあぁぁぁ!」


大げさに机にある文献を宙に巻く


ひらひらとその紙たちは落ちていって


その向こうに見えるのは古びた冷蔵庫にもたれて長い脚を組むあなた


ペットボトルのキャップを締めると、穏やかに笑う

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りん(プロフ) - チャンミンも一人前の男になったような気がします笑笑 (8月31日 5時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - take1011さん» 結局ヒロインちゃんは、「私でいいの?」が一番気になってたんだと思います〜。今までサラの存在が辛かっただろうし、自信持てなかった原因だったと思います。最後はチャンミンの愛で実感するしかないですね^^ (8月30日 22時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - りんさん» やっと二人で向き合う事が出来ました^^ 道のりは長かったですけど、最後は素直が一番!ですよね?チャンミンもサラも関係切る決断してくれて良かったです〜 (8月30日 22時) (レス) id: 39eb0052e1 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - おはようございます。想いが通じて良かった〜。ヒロインさんの「私でいいの?」の思い…。色々あったんだから、良いんだよ!と、言ってあげたいです〜! (8月29日 8時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - なおさん、チャンミン、素直に打ち明けれましたね。ヒロインちゃんも少し、楽しみな展開になるといいけど(^^)誰かを1番に思うこと、難しいですね(*´-`) (8月29日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なお | 作者ホームページ:https://twitter.com/630HiTVXQ  
作成日時:2019年6月27日 17時

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