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「まぁなんでもいいじゃないっスか。
とりあえず式典服持ってきたんで着替えて来るっスよ」

「え?ラギー先輩式典服なんか持ってきてるんですか?
だからここのウェイトレスみたいな人達みんな式典服?」

「そうっスよ〜、オレがたまにバイトはいる時はそうしてもらってるんス。
ここの制服は寮服っスから。
オレないから式典服でやってもらうんス」



式典服ならここの雰囲気も壊さず、たまにやるならばイベントとしてやれるということでアズール先輩もそれでやっているらしいのだ



「でも私式典服ないですよ」

「そう言うと思って持ってきてるッス」

「いやどこから出したんですか!?
え?私の部屋勝手に入った!?」



ウソでしょ!?とラギー先輩を見るとまさか、というように手を横に振った



「違うッスよ、このローブこの間洗濯して今日まで干しっぱにしてたでしょ?
だからそれ持ってきて、中のシャツはオレの」



丁度下は今黒いパンツ履いてるから全部揃ってるっスよ。と言われるがちょっと待って欲しい
私ラギー先輩の式典服のシャツ着るの??



「私着るんですか?ラギー先輩のシャツ」

「ないんだから仕方ないでしょ。
オレ身長171っスけどAくん大体…
165とかそこらッスよね?なら誤差でなんとかなる。
それにシャツは中にインしちゃえば万事解決っスね〜」



確かにラギー先輩は男だけど小柄な人だ
だから着ろと言われれば全然着れるだろう
でもここまで用意周到だとマジかと思ってしまう



「さっ、Aくん。時間もないんスから急ぐっスよ〜」

「わ、ちょ、ラギー先輩!」

「ほらほら!VIPルーム借りて着替えるッス。
オレ待ってるッスから急いで!」



そう言って私はVIPルームに押しやられてドアを閉められてしまった
入る時に持たされた一式を見つめ、私はただ溜息をつき腹を括るしかない



「仕方ないか」


















そんなこんなで突如することになったオクタヴィネル寮のモストロ・ラウンジでのアルバイト
これでもあの世界では何かとやっていたのが功を奏したのか、私は初めてのバイトとは思えないくらいに動けていた
まぁ、それはもちろんジェイド先輩やラギー先輩のフォローあっての事でもある
あとこのモストロ・ラウンジのルールがきっちりしていることとかもあげられるだろう



「ラギー先輩これ10番の席にお願いします」

「はいっス。……Aくんそれ一体どうなってんスか?」

「え?どれ?」



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(プロフ) - ちなみさん» ちなみ様。コメントありがとうございます!クソデカボイスでそんなことを言っていただけるなんて!!更新頑張ります!! (2020年6月8日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - 早く二章終わっておじたんとラギー君の親密度爆上げしてほしいです。(遺言) めっちゃくちゃこの作品好きです更新頑張って下さい(クソデカボイス)! (2020年6月8日 0時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シウさん» ありがとうございます!どうぞこれからも楽しんで呼んでください!キーワードの件速攻で直させてもらいました。ありがとうございました(--;) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みおさん» ありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いいたします! (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 続編おめでとうございます、青エクとクロスオーバーなんて幸せ過ぎます!更新無理がない程度に頑張ってください毎話楽しみにしてます!(偶然気づいただけだったんですが設定キーワードの1つ目に『ラ』が1人多く仲間入りしてるみたいです) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 2d935d3300 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月31日 16時

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