しゅきぴ40 ページ41
Aside
ふと起きると気分が良かった。
まだちょっと痛みは残ってるけど、起き上がっても痛くないくらいには痛みも引いている。
「あ、A。おはよ」
私が起きたのに気付くと、千冬くんは微笑みながら挨拶。
繋がれてる手を見て、ずっと傍にいてくれたんだなとわかる。
『千冬くんありがとう…』
「おう。…体調は？」
『うん、元気！！…とまではいかないけど、だいぶいいよ』
よかった、と胸を撫で下ろす。
「…んで、来週でいいか？」
『え？』
千冬くんはおててをにぎにぎしながらそう聞いてくる。
来週…？
聞き返すと彼も困惑した表情を浮かべた。
「あ、来週はまだ続いてる？…今日の代わりの日！！」
代わりの日……
今日行けなかったデートの？
こんなにずっと傍にいてくれたから、無しだと思ってた。
『、ううん！！来週行こ！』
どこまでも優しい千冬くんを抱きしめると、彼からは柔らかい笑みが返ってくる。
その笑顔が大好きすぎて心臓がどきどき。初めて会った時からこの笑顔は私の宝物だ。
千冬くんが私の髪をかきあげる。
雰囲気的に察した。
「A…」
吐息多めの声が色気ありすぎて、耳がしにそう。
ドキドキしすぎて壊れそうな心臓を押さえ、千冬くんにグッと顔を近づけた。
残り3センチ……となった時。
「Aー！！！千冬くん！！体調だいじょ、…！？」
『お母さん、？！』
こんなグッドタイミングあるだろうか。
笑顔のお母さんが部屋に入ってきて、私らを交互に見てから、「失礼しました！！」とドアを閉めた。
2人で顔を見合わせぱちくり。
「…Aのお母さん元気だな…」
これによって千冬くんは苦笑い。
…お母さん謎にこういう運あるんだよ。
自分が着替えてる時とかよく入ってくる。
もう少しで触れ合えたのになぁ。まぁ、最中に入ってきた方が気まずいけど。
流石に親フラにびっくりしたのか、千冬くんは離れていってしまう。
ちょっと待って！！そう口にする前に体が勝手に動いていた。
千冬くんを軽く引っ張り、頬に手を添えて唇に触れる。
びっくりしている彼の顔を見ながら、離れた後に
『隙あり…』
と言うと、千冬くんは顔を真っ赤に染めてその場に倒れてしまった。
『千冬くん、？！』
「…死因嫁のかわいい行動…」
『千冬くん！！』
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ゆぅり(プロフ) - え、サランヘヨ使えてる・・！！もしや、Ｋぽ女子か？！ (2021年9月25日 11時) (
レス) @page5 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 面白いですね！更新頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ*)なのさん！応援しています (2021年9月12日 1時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続編よければ書いてほしいです！！楽しみにしてます！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 続編期待してます(((出来れば、中学生編とかも少しとか、嫉妬させるのとか、入れて頂けると飛びます(((自分勝手なお願いばかりで恐縮です…！無理を承知で、御検討の程、よろしくお願いします！！長文失礼しました！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - コメ失礼します！！！この作品は私の生き甲斐で、毎日の支えなんです！！！もっともっと沢山続編作って、永遠に終わらせないで下さい(((もうこのお話大好き過ぎます本当に！！！これからも応援してます！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2021年8月25日 8時
