しゅきぴ19 ページ20
時間はあっという間に過ぎ、放課後になって呼び出しをされていたため校舎裏へ向かった。
校舎裏は滅多に人は通らず、しかも声もあまり通らない。
告白の場所といえば王道…かな。
そういえば、差し出し主誰かわかっていない。
今日いろんな人を観察してたけど、そういう素振りを見せる人いなかったしな。
校舎裏に着くと、既に1人の男子が立っていた。
どきどきする緊張より千冬くんや東京卍會？の人ら以外の男子と面と向かって話すことあんまりないから、何かされないか、という緊張の方が強い。
『あ…ごめんね、待った？』
「ううん…急に呼び出してごめんね」
この人は…。確かクラスメイトの田中くんだった気がする。
といっても千冬くんと絡んでない人だから、全くと言っていいほど性格を知らなかった。
彼の前に立つと、田中くんは髪を触りながら少し目線を外した。
ん、目合わせないの？
「な、なんかさ、俺らよく目合わない？」
『え？』
あ。
この人千冬くんの席の後ろの席の人だ。
授業中よく眺めてるから、目合ったと思われてしまってもしょうがない。
「だから、君も俺のこと好きなのかなぁって」
『あ…ごめんなさい…彼氏いるので…』
断る以外の選択肢なんてない。
丁重にお断りすると、田中くんはは？と目を大きく開く
「お前彼氏なんていたのか？！聞いてねぇぞ。……まぁ、そっちの方がやりがいあるしな」
『ごめん最後なんt……んぐっ？！』
うんだって誰にも言ってないもん！！！千冬くんが嫌だって言ったから！！
最後に何か言いかけた気がして聞き返すと思い切り口を塞がれた。
布を歯に噛ませ、頭の後ろで強く固定される。
不意打ちすぎて避けられなかった。
『んーっ！！』
「お前、あんなに思わせぶりさせといていざ告ったらごめんなさい？ふざけんな」
手は私の外されたネクタイによって拘束されて、壁に追い詰められているため逃げ場がない。
「まぁ、罰ゲームで告っただけだしな…つってもお前とできるなら罰ゲームじゃなくてご褒美」
何言ってるんだこいつ。
声を出したいけど、布があって声が出せない。目一杯暴れてみたけど、ここは声すら通りにくい場所なので誰も気づいてくれなかった。
『んっ！！！』
「あっは、その目たまんねぇ。ずっとお前をこんな風にいじめてみたいって思ってたんだよな」
こわい、こわい
ニヤリ、と笑うこいつに恐怖心が芽生え、これからされることが気持ち悪くてしょうがなかった。
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ゆぅり(プロフ) - え、サランヘヨ使えてる・・！！もしや、Ｋぽ女子か？！ (2021年9月25日 11時) (
レス) @page5 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
名前 - 面白いですね！更新頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ*)なのさん！応援しています (2021年9月12日 1時) (レス) id: 14a4d572b2 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続編よければ書いてほしいです！！楽しみにしてます！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 6485b8cd5e (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 続編期待してます(((出来れば、中学生編とかも少しとか、嫉妬させるのとか、入れて頂けると飛びます(((自分勝手なお願いばかりで恐縮です…！無理を承知で、御検討の程、よろしくお願いします！！長文失礼しました！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - コメ失礼します！！！この作品は私の生き甲斐で、毎日の支えなんです！！！もっともっと沢山続編作って、永遠に終わらせないで下さい(((もうこのお話大好き過ぎます本当に！！！これからも応援してます！！ (2021年9月6日 16時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2021年8月25日 8時
