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三橋くんを支えながらみんなで廃工場を出ると、外にいた京ちゃんが私達に駆け寄る。
｢伊藤さん！！｣
｢いててっ...京ちゃん、俺腕折れてるから...っ｣
ぎゅっと抱き着く京ちゃんにそう言う伊藤くん。痛そうだけどどこか嬉しそう。
ふと三橋くんの方を見ると、いつものビーバー顔で2人を睨んでた。
...まぁ、助けてもらったし2人の前だけど今日ぐらい、いいかな。
｢...三橋くん、｣
｢ん？｣
｢助けてくれて、守ってくれてありがとう。...大好き｣
私はそっと三橋くんの頬に口付け、痛くないように軽く抱き着く。
｢え、ちょ、A...！？｣
なんて焦った三橋くんの声が聞こえたけど、優しく私の頭を撫でてくれた。やっぱりかっこいい、私のヒーロー。
｢何だよ三橋、イチャイチャしやがって｣
｢いやお前らには言われたくねぇわ、いつでもどこでもイチャイチャしてるくせに！｣
｢は！？してねぇよ！これが普通だわ！！｣
｢意味分かんねぇ！！！｣
なんて言い合いを始める2人。私は2人から離れ、京ちゃんと一緒にその様子を見てくすくす笑う。
...何はともあれ、2人が死ななくてよかった。なんて思いながらいつまでも口喧嘩を続ける二人の間に割って入った。
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ソウ - はじめまして！ソウです！読ませていただきました！めっちゃ面白かったです！これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました！ありがとうございます！！( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (
レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月30日 14時
