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次の日の朝。いつもより遅く学校に行くと、昇降口に先生がいた。
｢神崎、ちょっと...｣
｢はい...？｣
普通に通り抜けようとしたところを反町先生に止められる。屋上に来て欲しいとのことで、大人しくそれに着いていくと、屋上の柵に何人もの生徒が縛り付けられていた。...しかも血だらけで。
｢...何、これ...｣
｢何だよこれ...｣
｢い、伊藤くん？どうしてここに、てか三橋くんは？｣
｢三橋は...今日来てなくて｣
そりゃあ来ないか、三橋くんも面倒なことには巻き込まれたくないだろうし。
そう思いながら先生達に近付く。
｢椋木先生、その紙見せてください｣
｢駄目だ｣
｢...見せてください｣
｢分かった、いいだろう｣
｢えっ、折れるの早｣
1度は断られたもののもう一度強く言えばサラッと見せてくれた。
そこに書かれていたのはヘルメットの彼からの果たし状。廃工場に私が行かないとこれからも犠牲者が出るとか。...行くしかないじゃんこれ。
｢先生、私行きます｣
｢Aちゃん、さすがにそれは...｣
｢大丈夫、私だってそこそこ戦えるから｣
心配そうな表情を浮かべる伊藤くんと先生達にそう笑って見せ、私は屋上を後にした。
...ほんとは怖くて仕方ないけど、私のせいで他の人が傷つくのはもっと怖いし嫌だ。
この件が終わったらまたちゃんと三橋くんに謝ろう。きっと許してくれる。大丈夫。
そう自分に言い聞かせ、廃工場へと急いだ。
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ソウ - はじめまして！ソウです！読ませていただきました！めっちゃ面白かったです！これのおかげでまた今日から俺は大好きになりました！ありがとうございます！！( ≧∀≦)ノ (2019年8月21日 20時) (
レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるる。 | 作成日時：2019年4月30日 14時
