フィールド248 ページ24
ベル「なあお前、なんで敬語なんて使うんだよ?」
私とマーモンが話していると、ベルが話に割って入ってきた。
何を至極当然のことを、と思いながら答える。
貴方「年上そうだったから…?」
するとベルフェゴールさんはキョトンとして体の動きが止まる。
そしてその数秒後にケタケタと笑いだした。
え、なに。怖←
ベル「しししっ♪お前おもしれーな。
オレ、ベルフェゴール。こいつはマーモン。ベルでいいぜ。敬語もなしな」
貴方「三浦A。よろしく」
マーモン「…A……?」
私の名前に心当たりがあるのか、何か言いたげな雰囲気だ。
え、私何もしてないよね!?←
ベル「なあ、Aって…」
その時だった。
知らない気配がこちらに近付いて来ているのを感じた。
驚いて勢いよく扉の方を見る。そんな私を不審に思ったのか、彼らも問いかけをやめてそちらに目を移した。
え、誰?ここにはちゃんと7人いるし……。
部下の人とか…?
いや、違う。この気配、まさか…!!
「…ただいま」
ルッス「あらぁ♡帰ってきたのね。
おかえりなさい、ティアちゃん♡」
ティア「あ?その呼び方やめてくんね?殺すよ?」
＿＿＿＿＿ティア
ルッスーリアさんにそう呼ばれた彼は舌打ちしながらベルの隣にどっかり座った。
ベル「なんか荒れてね?」
ティア「……今日Aちゃんに会えなかった!!」
………は??←
ティア「今日最後の学校だったのに…。
やっぱりクラスで孤立させたのがまずかったかな。でもあの時のAちゃんの目、すっっごくかわいかった…♡」
すると、おもむろに携帯電話を取り出す。
いつの間にか写真を撮っていたのか、その携帯電話のロック画面は私の写真になっていた。
ティア「ああ、かわいい。本当にかわいい…♡
やっぱり攫ってでも連れてこればよかったかなぁ」
ベル「なあティア。そのAちゃんがここにいるって言ったらどうする?」
ししっと笑って彼に私が見えるように体を動かす。
やっぱり…。
ティア「え……」
貴方「久しぶり、エリちゃん。いや、ティアって呼んだ方がいいかな?」
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作者名：クレヨン | 作成日時：2020年9月21日 5時
