フィールド202 ページ26
そして家につくと、「沢田」と書かれたツナギがズラリと並んでいて、玄関には泥まみれの長靴。
そして、なぜか酔っ払ってるチビたち。
まさかと思ってリビングを見たら、タンクトップとパンツ一丁で腹を出して寝るダメオヤジ。
オレの父親の姿があった。
絶対に生活がめちゃくちゃになる……。
そう思ってため息をつきながら食事をすませ、風呂に入って早々にベッドに入る。
でもそれから全然寝付けなくて、眠りについた頃には23:00を回っていた。
その日、オレは過去の記憶を夢として見た。
それは並中に入学してすぐの出来事だ。
並中には小学生からの顔見知りが多く、オレのダメダメっぷりはすぐに広まり友達ができなかった。
確かに、こんなダメなやつの友達になりたい人なんているわけない。
そうやって、中学での友達を半分あきらめてた。
そんなある日、総合学習の時に交流を深めるためのペアワークをすることになった。
オレはやっぱり話しかけられなくて。でも話しかける勇気もなくて…。
やっぱダメダメだなって自己嫌悪におちいっていた時だった。
「ペアワークの相手、いないんだったらいっしょにやらない?」
隣の席だった女の子が声をかけてくれたんだ。
思いがけない誘いに、嬉しくて涙が出そうなのをこらえながらうなずいたのを覚えている。
艶のあるキレイな黒髪を、下の方で1つに束ねていた子。
珍しい琥珀色の目は死んだ魚みたいで、少し大丈夫かと心配したっけ。
でも話してみると案外普通で、女の子にしては少し低めの声が落ちついた。
話すテンポも少しゆっくりで、聞き取りやすく話しやすい。
授業が終わってからも彼女と話していて、その時にポロッと不安だったことを口に出しちゃったんだ。
「オレは勉強も運動もできないダメダメなやつだから、さっきの時間は1人余るかと思ってた」って。
その時に、キョトンとした顔をされる。
それから少し首を傾げて、こんな問いを出された。
「じゃあさ。
ずば抜けた知識や技術を持ってるリーダーAと、頭の弱いリーダーB。
どっちに着いて行きたい?」
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雪女(プロフ) - 久しぶり……(´；ω；｀) (2020年7月30日 19時) (
レス) id: 5f901ff6dd (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - 雪女さん» ありがとうございますうううう(´；ω；｀)こんな更新頻度の遅い作品をお待ちいただけているだけでなく、そんなにも好いていただけるなんて…！本当にありがとうございます！！今後もよろしくお願いしますよろしくお願いします_(._.)_ (2020年7月26日 23時) (レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - aoilovexanxusさん» ご指摘ありがとうございます！！変なミスをしてました…(^_^； (2020年7月26日 22時) (レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
aoilovexanxus(プロフ) - クレヨンさん» 192から205では (2020年3月29日 14時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
雪女(プロフ) - きゃあああ！更新だああああ！ありがとうございます！やっぱり好きですわ〜 (2020年3月27日 21時) (レス) id: 5f901ff6dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2020年2月13日 10時
