フィールド147 ページ18
貴方「あ、忘れてた」
目を開くと精神世界。
昨日のことを思い出して、今更どこかに隠れようと慌ててしまう。
だが、こんな殺風景で真っ暗な所。ましてや、私や骸の周りは柔らかく光っているんだ。
絶対隠れる場所なんてないし、見つかる自信しかない←
骸「おや、今日は随分と早いのですね。
そんなに僕に会いたかったんですか?」
後ろから、からかうようにして言う骸。
だが、そんなからかいに返せるほどのメンタルは、生憎持ち合わせていない。
思わず両手で顔を覆ってしゃがみ込んでしまった。
骸「?どうかしましたか?」
貴方「いや、別に…」
骸「……えい♪←」
骸が無理矢理私の手を退けて顔を見ようとする。
咄嗟のことに反応しきれず、視界は明るくなり、反動で尻もちを着いてしまった。
骸「おや、これは…中々レアな表情ですね」
貴方「うるさい!←」
骸「そんな林檎のように真っ赤な顔で言われても、全然怖くありませんよ」
クフフと相変わらずな独特の笑い方をして、私を見る。
くっそこの美人め…!←
骸「あなたって人には好きとかカッコイイとか。そういう言葉をすぐ投げかけるのに、人からされたら黙り込んじゃいますよね。
可愛いですねぇ」
貴方「違うもん!むっくんが…!むっくんがぁ…!!」
骸「むっくんが…何でしょう?」
貴方「わ、私のほっぺに……し、したじゃん!」
骸「はて?何をでしょう?」
この野郎〜…!蹴ってやる。
両手が使えないから足で。そう考えたものの、先読みされた。
座り込んでいた私の足の上に、骸が膝立ちで跨ったのだ。
あ、これ積みゲー……←
骸「分からないのでしたら、もう1度しましょうか?←」
貴方「いいいいです!←
………わ、私の……ほっぺに!………き、キス…し、た………」
骸の顔が見れず、俯いて言う。
だが、うんともすんとも言ってこない。アンタが言えって言ったんじゃん!
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クレヨン(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます｡°(°´∀`°)°｡亀並の更新速度ですが、今後ともよろしくお願い致します!! (2020年2月26日 19時) (
レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 遅めかもですが、続編おめでとうございます!いつも、楽しく読ませてもらってます。更新頑張って下さい! (2020年1月13日 14時) (レス) id: 1e0ed71094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2019年12月23日 12時
