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ツナ「…Aの、目……??」

予想外の返答にオレだけでなく、周りも驚いている。
目が変わったって…どういう……。

ティア「あの空虚で全てを諦めたような目。奥に物悲しさを感じるあの目。
僕はあの目がだいっっすきなんだよ…。
僕のいたファミリーを犠牲にしてまで、彼女の目を理想的にさせた…!
それなのに…なのにぃぃぃ!!」

頭を乱暴に掻く。学校での彼女との違いにオレ達は唖然としていた。

すると、乱れた髪隙間からぎろりとオレを睨みつける。
目をカッ開き、瞳孔も開いたその目に恐怖を感じ、思わず小さく悲鳴をあげてしまった。

ティア「沢田綱吉…お前がAちゃんの前に現れてからだ……。
その日から少しずつ、少しずつ彼女の目が変わってしまった…!
…だから僕が戻したんだぁ。素敵な彼女にね。
あの時の目、本当に綺麗だったなぁぁ…。君達からも見放された時の彼女の目に黒が混じった瞬間…。
あぁぁ…本当、ゾクゾクした…♡」

狂ってる…。
彼女の熱を帯びた目を見て顔を引きつらせる。

骸「「僕のいたファミリーを犠牲にしてまで、彼女の目を理想的にさせた」と言っていましたが、どういうことですか?」

オレもそれ思った。
てか、トリスティアとAは初対面なはずじゃ…。


ティア「ん〜…まあ結論だけ言ったら、Aちゃんの目の前でAちゃんの両親を殺したんだよ♡」


ツナ「……ぇ…?」

言っていることが理解できなかった。
いや、理解したくなかったのかもしれない。

そんなの…あまりにも残酷すぎる…。


雲雀「は?」

骸「ほう…?」


いつもと声色の違う彼らに驚いて振り向くと、ヒバリさんも骸も、見たことのない顔をしていた。

…すごく怒ってる。
いや、もう怒るなんて領域じゃないかもしれない。

ティア「あれ?初知り?じゃあもしかして彼女が…」



パァン!!



その時だった。

乾いた破裂音が辺りに響く。
銃声だと気付くのにそう時間がかからなかった。

驚いてその方を見ると。黒髪の男性がいた。
手に拳銃を持っていることから、彼が撃ったことに間違いないようだ。

「あ、やっと気付いてくれた。
全然気付かないから思わず撃っちゃったよ」

…誰?

首を傾げていると、オレ達の方に近付いてくる。
そして、にっこりと笑って自己紹介をしてくれた。

天海「オレは天海。寒天の天に自然の海で天海。
君たちの月の守護者だよ。どうぞよろしく」

怪しげに光るオレンジの瞳は、どこかで見たことがあるような気がした。

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暁月臨(プロフ) - この作品大好きです!!更新心待ちにしています!!応援してます頑張ってください!!! (6月3日 14時) (レス) @page7 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - この小説好きすぎて一気読みしました!続きたのしみにしてます! (2021年11月26日 4時) (レス) @page7 id: 65a4e6fd11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クレヨン | 作成日時:2021年11月6日 13時

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