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episode4 ページ5






東京、江戸、吉原



地下にある街で暗いはずなのに
繁華街のように賑わっている。


そして綺麗な露出の多い着物を来た女性と男性がなにか会話をしながら通り過ぎていく。


これがあの鳳仙が治めていた土地なのか。


こんなにも頂点に立つものがいなくなると荒んでしまうのか。



どう見ても治安が悪すぎる。



話によると麻薬の売買が絶えずそれが遊女にも回っているのだそう。



なんとかして麻薬の売買を止めろ、というのだ。




…これは神威には出来ないな。
そう、感じた。
男性の神威がこの問題を直ぐに解決できるとは思わない。
ここはやはり女子である私に行かせるべきだと考えたのだと思いたい。ふ



…思いたい。

決してめんどくさいからとかいう理由じゃないと思いたい。




…めんどくさいんだろうけど。





まずは百華という吉原の自衛の人達を探さなきゃいけない。


そう思い大通りを歩いていると

キョロキョロして歩いているのがよほど目立つのか



「おぬし、見ない顔じゃな、何者じゃ」




気づいたら女の人達に囲まれてました。









なんというグッドタイミング。
みんな顔を黒い布で隠している。
これが、百華か。

全員がくないを持ちこちらを睨んでいる。



「春雨第7師団のものです。見回りに来ました」


そういうと、ああ、と承知してくれたのかある場所へ案内された。







「で、なんの用じゃ。ここへはもう立ち寄らないと聞いていたのじゃが」



え?そうなの??


「それは私、聞いてないな。何せこちらも団長から急に行ってこいって言われたの」



「じゃあ、なんじゃ。そちらの連絡ミスか」



「…かも」



何やってんですか、団長。
あなたが鳳仙倒したのに。
あとで帰ったら責任取ってもらわなきゃ。


「あ、ごめん。自己紹介してなかったね。
私、A。よろしく。あなたは?」


すっと手を差し出す。

あちらはおずおずと手を差し出しながら


「わっちは月詠じゃ」


綺麗な名前。
せっかくの美人さんなのに顔に傷があるのが勿体ないな。



「月詠、ね。私のことはAって呼んでくれていいから」



「そうか、A。おぬしは何故ここに来たのじゃ」


「私は、ここで麻薬の売買が絶えないからそれを食い止めてこいって言われたの」



「成程。その問題はわっちらも困っておったのじゃ。
遊女にまで手が及んでおる。なんとかしなければならぬ」


お、それはいいね。



「ねぇ、じゃあ私と協力しない?」



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設定タグ:土方十四郎 , 銀魂 , 神威   
作品ジャンル:アニメ
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とみおか(プロフ) - (。・ω・。)さん» コメントありがとうございます!!土方さんかっこいいですよね( *´艸`)読んで下さってありがとうございました! (2020年4月6日 19時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
(。・ω・。) - 土方さんサイコーです!!この作品は面白かった (2020年4月5日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて嬉しいです。読んでくださってありがとうございました! (2020年3月13日 0時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白かった。 (2020年2月19日 15時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とみおか | 作成日時:2019年10月7日 23時

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