土方くん、君って人は。【銀魂】

episode3 ページ4

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｢なんでそんな所に行くんだよ｣




｢いや、まあ仕事で｣



｢どんな仕事だよ｣



え、それ聞いちゃう？？
さすがにこの人達に春雨ってバレたらやばい気がするんだけど。



｢まあ、その、遊女として働きたい、みたいな…｣


やばい。これはバレる。



｢なんだその言い訳｣



…ですよね。



｢というか、その格好どっかで見たことあるんだよな｣

この、夜兎独特の服見たことあるんだ。
地球ってそんなに夜兎多かったっけ。




｢この服？｣




｢ああ、チャイナ娘と同じだと思いやすよ｣



チャイナ娘？



｢え、じゃあお前夜兎なのか｣



｢うん。正確にいえば地球人とのハーフだけどね｣


いや、夜兎にしか見えねえとか言ってますけどほんとにハーフだかんな。
ってかチャイナ娘ってだれ。


｢まぁ、いいや。本当に助けてくれてありがとう。
私はこれでいくよ｣



少しフラフラするけどこの人達に身元がバレるよりはまし。



｢おい、案内はいいのか｣




｢いいよ。大丈夫。君たち忙しそうだから｣



さっきからバタバタと誰かが走る音が聞こえている。



｢そうか、なんにもしてやれなくて悪ぃな｣








とかいっといて
結局吉原の近くまで送ってくれた土方くん。




黒髪のイケメンは土方くんって言うんだって。
そして栗色の彼は沖田くん。


どちらもイケメンさんでいいよねぇ。



土方くんのいる真選組というのは江戸の街や将軍を守るためにあるそうで。

ちょっとゴタゴタがあったのだと教えてくれた。




色々喋っているうちにあっという間に吉原の近くまで来たらしい。



ふと、隣にいる土方くんが止まる。




｢ここまででいいか｣


｢うん、十分だよ。ありがとう｣



｢じゃあ、気をつけてな｣



｢うん！｣




土方くんと別れたあと、吉原の入口から中へ入る。




さぁ、仕事の始まりだ。





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