土方くん、君って人は。【銀魂】

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手紙が来てから数日たった後、
私は銀時に挨拶に行こうとしていた。






夏に来て、2つの季節を地球で過ごした。





たくさん思い出が出来たし、友達も出来た。
特に吉原のみんなにはお世話になった。







そんなことを考えながら貰った地図を見ながら
万事屋銀ちゃんを目指す。






看板が大きく出てるからすぐ分かるって言ってたけどほんとかなぁ…？？







とぼとぼと歩いていると、







｢あれぇ？また会いましたねぃ｣






｢おき、違った。総悟…！！ほんとによく会うね｣







何故か甘味処で団子食べてるんですけど
お巡りさんってこれ許されるの？？







｢最悪なことに土方の野郎と一緒に見回りでさぁ｣









ああ、嫌だ、なんて呟きながらもぐもぐと団子を頬張っている。








周りを見回しても土方くんの姿がない。







｢土方くんは？｣





｢煙草買いに行きやしたよ｣





｢そっか｣







｢どうかしたんですかい？昼間は苦手なんですよね？｣









｢うん、苦手。出来れば出たくないんだけどね。
今日は銀時に会いに行こうと思って｣








｢へぇ、そりゃまた。万事屋の旦那とはお知り合いなんですね。友達とかですかぃ？｣







｢うーーーん、なんて言っていいのか分からないけど
友達ではないと思うんだよね｣






｢じゃああれですか、これ、とか？｣






すっと小指を立て、キメ顔でこちらを見る。






｢いやいやいやいや、違うから。それはもっと無い｣







ちぇーーー、つまんねとか言うなよ




銀時と付き合ってみ？




糖尿病で早く死んじゃうじゃない




それはいやよ







｢そうだ、暇なら案内してよ、万事屋銀ちゃんってどこ？この地図分かりにくくって｣






ぴらっと地図を見せる。
おもむろに立ち上がって、あーこれは分からねぇや、
と言われた。







｢この道真っ直ぐ行くと右手に見えますぜ｣






｢え？？そんな簡単にいけるの？？｣







月詠と晴太の共同作業で作られた地図には
右に曲がれだのなんだの書かれている。






違うじゃん！






｢この地図描いたの誰ですかい？全くのデタラメ書いてまさぁ｣







｢……吉原の人が書いたの…。でも教えてくれてありがとう、助かったわ｣






｢これくらいのことして当たり前でぃ。そういや、
もう帰られるんですか？｣






｢…うん、｣







…帰りたくないのにね









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