平行線 (ページ9)

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… w side

ふっかの口から出た名前は、
俺にとって凄く懐かしい名前で。

そんな気無しに言ってることも、
きっと俺が思い浮かべる相手ではないことも分かってる。

今頃どこでどんな仕事をしてるんだろうな、

そんなことも俺に聞く権利はないのかもしれない。

渡「ま、今度会ったら教えてよ」

深「会ったら俺の言ってること絶対分かっから」

向「そんなに言われるとめっちゃ気になるわ！」

深「まあどっかで会えんじゃね？」

噂の彼女の話はそこまでで、

そこからはただの馬鹿話と、
少しだけ真面目な話を3人で繰り広げた。

向「俺はねえ、ふっかさんに輪に入れて貰えた気がすんねん」

深「ん？何したっけ？」

向「買い出しじゃんけん！」

渡「ああ、歌舞伎の時？」

向「そう！やからな、めちゃめちゃ嬉しかった記憶がある！」

深「ほーん？嬉しいね、改めてそうやって言って貰えんのは」

向「俺、Snow Manで良かった！」

渡「ふはは！康二が入ってくれて良かったよ俺も」

深「なべ酔ってっしょ？」

渡「多分」