「Yuki」 (ページ4)

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そう言われて手渡された制服を持ってスタッフルームで着替える。

店長から聞いていたことは

社員が6人、バイトが4人。

そして、かなりフレンドリーな方が多いこと。

面接でそんなこと言われるのか、とは思ったけど。

店は表口しかないから、
入る時は常に表から。

基本的にランチもディナーも4〜6人で回すこと。

暇な時と忙しい時の差が凄いこと。

たったそれだけ。

暇な時、ほんっと暇なんだよね〜

なんて笑いながら言っていた店長。

その上、

康二の紹介だから採用！なんてほとんど私のことは履歴書で確認したくらいで。

本当に大丈夫か…？

なんて思ってもいたけど。

まあ…、多分大丈夫か。

康二が勧めてくれるくらいだもんね。

そんなことをグルグル考えていると、
コンコンとノック音。

「あ！はい！」

i「あ、ごめん。着替えられた？」

「すみません、着替えました！」

ワタワタとシャツのボタンを止めてドアを開ける。

i「似合うじゃん」

その言葉にボワッと顔が熱くなる。

f「佐久間〜、めめ〜、入っていいよ〜」

私を待っていてくれたのか
身長差の凄い2人が目の前に現れる。