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w「やーべ、あっちぃ」
裏に戻ってきた翔太くんの手には
雪のデザインが書かれた青いグラス。
i「翔太、休憩がてらレジ教えてあげて。カウンター肉入ったし手開くから代わりに入る」
w「おー、おっけ」
おいでと手招きされたところへ行けばレジ。
w「今時っしょ」
タブレットにメニューがずらっと表示されていて
基本的に出勤した人の中で手が空いてる人が、
予約がある時はお客様を迎える前に予約メニューをテーブル毎に打ち込んでおくらしい。
w「予約が入ってない新規のお客さんの場合は、注文受けてから時間がある時に打ち込んでたら良いよ。ドリンクは大体肉を出し終えてから打ち込んだら大丈夫」
「なるほど？」
w「まあ、肉出し終えてからドリンク頼む人はあんまりいないから、もし肉出す時にドリンク無くなりそうならお客さんに一言かけてあげて」
w「注文で呼ばれない限りドリンク聞くのはそれが多分最後かな。あとは食後のドリンクあるから」
ふむふむとメモに書き込むと
タブレットの操作方法を1から丁寧に教えてくれる。
w「領収書はレジから出るタイプと手書きな。手書きのはこの引き出しの中。金額と日付書いたらそれで渡して良いから」
w「1から16ってあるじゃん？」
4行4列のマスを指差して
w「1〜4がA1からA3のテーブル。5〜8が個室ふたつね。9〜12がカウンター。C1、2、3な。最後の一列は次の時間帯の人の予約入れてたら良いよ。こうやったらマス移動出来るから」
タブレットを操作しながら教えてくれる翔太くん。
w「いけそう？」
「多分？」
w「じゃあ…、ちょ待ってて」
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作者名：ほたる | 作成日時：2021年7月17日 22時
