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「北山さん、もうちょい笑顔で〜」









「いいっすね〜、カッコイイです」









シャッターが次々にきられる。









それにあわせて、笑う俺、北山宏光。









アイドル、やってます。









「okでーす、今日の撮影は以上になります!」









「おつかれっした〜」









今日の仕事はこれでおしまい。





今、深夜の2時。









キスマイも、人気になってきて、毎日忙しい。









「よっしゃ、かえるか〜」









ぐ〜っと、伸びをする、









眠い。





荷物をまとめる。







すると聞こえる、メンバーの声。




「玉、俺も一緒に帰る!」



「やだ」



「えっ」









顔を上げると、仲良しな2人組。





「はは、安定のたんまみ〜やだなw」









「宮田、俺のこと好きすぎるんだよ
まじキモイ」


「俺はめげないよ!」



「あ〜もう、こっちくんな、暑苦しい」









とかいいながら、玉嬉しそうだしw









「北山さん、明日はオフです」









「うっそ!まじ!?久しぶりじゃん!」









「あと、藤ヶ谷さんも。」






「あざーす!」









オフか〜何しよう?









アイドルだけど、彼女いない俺。









4年前の、あいつが最後。




まだ、わすれらんねーんだ。









「じゃ、おつかれっした!」









足早に楽屋を去る。









タクシー捕まえて、家に帰る。









ガチャ




鍵を開けて、家に入ったの、夜中の3時。








そういや、この部屋も、あの時以来引っ越してねーな...。









たぶん、まだあいつが帰ってきてくれるのを期待してる俺。









情けね〜....。

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作者名:かをり | 作成日時:2015年6月1日 19時

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