私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１２８話　おもいでがいっぱい ページ44

＊あれから３日後＊

日本「写真が現像できましたよー！」
みんな「おぉー！！」


日本「ほら、このAとか、可愛いでしょう？」
A「ん？ねぇ日本。やっぱりこれって隠しどｒ」
日本「これは海に行ったときの写真ですよ、イタリア君」
A「スルー……」

イタリア「あ、ドイツの城！やっぱりでっけー！」
フランス「イギリス、ほれ」
イギリス「ん？なんだよ………、！」

A「あぁ！イギリスの泣き顔の……！」
イギリス「ばか、貸せ！燃やしてやる！」
日本「無駄ですよイギリスさん。ネガは私が持ってるんですから」
イギリス「Σ(＠д＠；)!?」

＊数分後＊
A「イギリス〜もう、そんな隅っこにいないでこっち来なよ」
イギリス「うぅ………」

イタリア「うわぁ、浴衣姿のAかっわいい〜」
日本「よければ差し上げますよ」
イタリア「え、いいの！？」
フランス「じゃあ俺、これとこれとこれと」

イギリス「いいわけねぇだろッ」

A「あ、復活した」
イギリス「誰がくれてやるかよ！」
日本「ふふ、イギリスさんに全部差し上げますよｗ」
イギリス「え、あ、えっと……いただきます」

フランス「ひっでぇ！そこは否定しろよ！」
イギリス「るっせー彼氏の特権だばーか」

どんな特権だ。

A「だめです、日本、ちゃんと普通のアルバムにしまってよ？」
日本「……わかりました」
A「うん、よかった」
日本「ちゃんと普通の(A専用の)アルバムにしまいます」

A「……」

イタリア「でも、本当に楽しかったね！」
ドイツ「ああ。鱚も旨かったし」
フランス「お兄さん、メアドの女の子みんなにふられちゃった」
アメリカ「DDD！元気だせよ☆」

フランス「そうだよな！Aがいるしな！」
A「え、なんで私が」

日本「これはみなさんに一枚ずつ差し上げますね。海で撮った集合写真(笑)です」
A「(笑)？」


なるほど。
きっと日本があの勝負の最中、観客の一人に頼んでシャッターをきってもらったのだろう。

全員の姿が写真におさまってる。

まとまりがないけど。

パスタとハンバーガーの像を作っているイタリアとアメリカ。
それを見ている日本。
喧嘩するイギリスとフランス。
黙々と作業を続けるドイツ。
そして、司会する私。

みんな、心から楽しそうに笑っている。

A「ありがと日本。これ宝物にするね」
日本「ぜひそうしてください」


夏休みは、とても楽しく過ぎていった。

１２９話　２学期始業式　※アンケート有り！→←１２７話　恋心とバス

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す