私立ヘタリア学園〜イギリスとの恋物語〜part３

１１２話　祭りと言えば ページ26

日本「浴衣ですよね！」

夕食後の雑談の中、突然日本は叫んで、白地にピンクの花びらが舞っている模様の浴衣を、
どこからともなく出してきた。

A「わぁっかわいい浴衣！日本が着るの？」
日本「まさか！」

イタリア「なんだー、残念」

日本「イタリア君っ！？･･･これはA、あなたが着るんですよ」
A「え、これを？いいの？」
日本「もちろん。何のために持ってきたと思ってるんですか」

A「･･････さぁ」
日本「このお馬鹿さんが！」
ドイツ「！？」
A「日本の後ろにオーストリアが見えるっ･･･！？」

日本「そんなの、Aに着せたかったからに決まってるでしょう！」

A「！？これって正論なの！？」
イギリス「せ･･････正論だ(たぶん)」

日本「と、いうわけで着てください」

A「う、うん･･････」
アメリカ「A、着方はわかるのかい？」
フランス「お兄さんが手とり足とり教えてあげようか？」

A「だが断る」
イギリス「(ﾎｯ…」

A「これでも私、日本のところに居候してたんだからね！？」
フランス「あぁ」
A「忘れてたでしょ……」

日本「では帯はこれです」
A「ありがとう。じゃあ私着替えてくるから、その間にみんなも用意しといてよ」
イギリス「おう」

私はテント(私専用)に入った。

＊２０分後＊
イギリス「……」ソワソワ

フランス「なんだ、イギリス？楽しみ？？」
イギリス「バッ……別にそんなんじゃ…！！////」

イギリス以外(楽しみなんだなぁ………)

A「お待たせっ！帯に思いの外手間取っちゃって……」

男子全員「っっ////」

A「どうかした？」

日本「いえなにも」
イタリア「A、すっごく似合ってるよ！」
A「ほんと？ありがと＾＾」

フランス「いやぁ…ダイヤモンドの輝きも、君に比べたら石ころみたいなものさ」
A「…ありがとう？」
フランス「なぜ疑問系！！？」
A「なに言ってるのかわかんなかった……」

アメリカ「フランスはキザすぎるんだぞ」
フランス「おこちゃまよりいいだろ？」

イギリス「……A。」
A「なに？」

イギリス「そ…その……まぁ、なんだ。よく似合ってる…////」
A「イギリス……////ありがとう(ニコッ」

日本「…浴衣、持ってきてよかった…」

イギリス(こりゃ、ナンパされまくるな。しっかり守んねぇと)

作者より。一周年記念なんですぉ←→←番外編　ハッピークリスマス。

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