感に触る ページ3
あぁ疲れた
疲れた…
つか…
「えー！そうかなぁ…こっちがいいですか？
僕、こっちが好きだけど、クール？見たいな？」
「これもいいですが…これシャツの裾が出ちゃってるんですよね…手を挙げた時に出たんですかね？」
「あ！本当だ！…けどバレないかもだから。
どうせシャツなんかみてないだから！」
「…いや…これはやめておきましょう。」
元気だな。
朝までソファで寝てて腰が痛かったりしないんですかね…腰痛持ちの僕にはとてもそんな真似できませんよ…居眠りくらいならしますがね…
「チャンミンさん、このショットでいいですか？
…それとも…こちらか…」
…似たような感じだな…どっちでもいいな
ほんと僕って美男ですね。
「チャンミンの顔どれも似たようなのばっかりだよな。違いがわかんないよ。」
うるさいですね.…嫌味か…
「ヒョンと違って僕はいつでも完璧なんです。
ベストな角度で…」
「同じ角度ばっかり…チャンミン反対側の顔に、自信ないの？…全部同じじゃん。」
……う…
ちょっと痛い所つきましたね…
たしかに…僕はこちら側のほうが…
「正面向かないよね。あんまり。
なんで？横ばっかり？」
余計なお世話ですよ！
僕のウィークポイントは…その
ちょっとだけですが…ちょっとだけだけど…
鼻が…その…
「鼻がでかいから？」
「うるさい黙れ！シャクレアゴのくせに！」
「アゴ？僕フェイスライン綺麗だってよく言われるけどなー…横顔もシャープだって。」
自慢か？！人を鼻でか呼ばわりしといて！
「僕って顔小さいらしいし…
…そんなに小さいかな？僕の顔。」
小さいよ！それは認めますよ！
僕の拳くらいしかないですよ！！
こいつさりげなくじま…いや！さりげなくない！
明らかに小顔自慢してるよな！
ああ今日はいつもにましてムカつくよ…
ちょっと前までムチムチしてたくせに…
痩せてすっきりしやがってから
変に自信満々なんだよ…
どうせまたプクプクしてくるくせに…
そうなったら散々デブ扱いしてやるからな！
「チャンミンー。」
「…なんだ。自慢したいのか？その顔を。」
「…ひねくれてるよね…僕自慢なんかしてないし…
イライラしすぎ…お腹すいてんの？」
「すいてるよ。僕もダイエット中ですしね。」
「…僕が痩せたから？…別に僕に対抗しなくてもいいのに…チャンミン負けず嫌いだから…」
…ああ…いちいち感に触る…
撮影終了までにキレそうですよ…
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月4日 16時
