チャンミンにはあげない ページ18
「わかった」
「…頼みますよ」
…わかってるんだよな？
ほんと人の話聞いてないんだから…
「Aちゃん帰って来るんだね。
おじさん喜んでるだろうな。
うん、僕が挨拶してくるよ。久しぶりだなぁ
チャンミンも会いたかったでしょ？
…まぁ…彼女と約束しちゃってたんなら仕方ないか約束は守らなきゃだし…」
「はい。先約ですから…」
「うん。…彼女との約束は大事だよ…
僕、昔、彼女と約束したの忘れちゃって友達と遊びに行って…振られた事あるからねー……。」
…ありましたね…
「次は一緒に行こう。」
「はい。あ、手土産を忘れないでくださいよ。」
「…お土産？…ケーキとか？」
「パン屋にケーキですか？…なんか嫌味じゃないでしょうかそれ…」
「Aちゃんケーキ好きだったよ？
前に買ってあげたら喜んでたし。」
そうだったかな？…
「ほら、たしか…チャンミンがさー
お腹すいたって言って…
おじさんがAちゃんのおやつ
チャンミンにあげちゃってさ…
食べてる途中でAちゃん帰ってきて…
2人でつかみ合いの喧嘩になったじゃない…」
…あった…あったよ！そんな事！
「女の子に何してるんだよ！って…みんなで止めたらチャンミンが、先に手を出したのはこいつだ！こんなの女の子じゃない！って……」
…そんな事…言いましたか？！
…言ったんだろうな…
今更だけど…なんて事を…
「…ヒョン…あの僕、その時…彼女を殴ったりしてないですよね…それはないですよね？！」
「…たぶん…殴ったりはしてないはず？…
Aちゃんはチャンミン叩いてたけど…
つかみ合いになったから、すぐ止めたし。
チャンミン男だからさー…我慢しなきゃ…」
…都合悪いことは忘れてたんだな…僕…
ごめんなさい…Aさん…若気の至りではすみませんが…申し訳ありません…
「で、僕と…うん……と、で…三人で駅前のケーキ屋さんに行って…」
「…あぁ…ジェジュンヒョンと。…」
「うん…あ…ごめん…」
「気を使わないでいいですよ
あの人に懐いてましたからね…彼女。
…で、たしか…でかいホールケーキ買ってきたんだ…あいつ1人で見せびらかして食べてたんだよ…
僕に一口もくれなかった…
ほんと意地汚いやつでしたよ…」
…思い出しましたよ…
僕の目の前で…
「うまーい！めっちゃうまい！チャンミンも欲しいでしょ？でもあげなーい！私のケーキとったチャンミンには一口だってあげないからね！」
…って
思い出したよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月4日 16時
