何年たっても！ ページ2
…
…
まったく…
本当にコイツ…学習能力がないのか？
まぁいいだろう…では
「こらぁ！！何してるか？！今何時だと思うんだ！
さっさと起きなさい！」
「…うわっ！！…な、何…？」
「何じゃない！今日は早朝からロケだと言っておいただろ！いつまで寝てるか！！」
「…でも…あの…今…僕の事引きずり落としたよね…あの…痛かったんだけど…」
「引きずり落とした？…
蹴り落としたの間違いです。」
「蹴り…おい！おまえ！」
「ここはどこか？ヒョンのベッドはリビングにあるのか？お？…」
「…ベッド？…ベッドは部屋に…」
「そうです。ヒョンが寝てたのはソファです。
あんたまたテレビつけたままソファで寝こけてたんだな。しかも朝まで。」
「……あ…テレビ…つけたままだった？」
「ええ、あんたエコってしってますか？
知らないだろう…知るわけないな…このマヌケ。」
「ひどくない？その言い方！あと、痛かった！！チャンミンに蹴り落とされて痛かったんだけど！僕が怒らないとでも…」
「ご飯食べないんですね。」
「…え？…ご飯…」
「文句ばかり言ってる人に食べさせる朝ごはんはありません。自分でなんとかしてください。」
「食べる！！ご飯食べる！文句ないよ！」
「なら早く顔洗って歯磨きしてこい！
すぐ！ほらさっさとしろ！」
フン…毎日毎日手間ばかりかけやがって…
ほんとうに手のかかるヒョンですよ。
僕がいないとどうなるんでしょうねこの人。
「服はそこ！椅子の上！早く着なさい！
いつまで半裸なんですか！気持ち悪い！そんなもの見たくないんですよ！」
「うるさいな！顔洗ってたらシャツが濡れちゃったんだよ！歯磨き終わるまでこれでいいだろ！」
…ああ、暑苦しい…男の裸なんて見たくもない…
最近ダイエットに成功したから見せびらかしてんじゃないのかこいつ…筋トレも始めたから多少引き締まってきたが…僕の方がいい身体してるんだからな対抗しても無駄ですよ！
「ひゃんみん、うがいコップだひてよ。
なかったから。」
「たれてます！歯磨き粉たれてますよ！
汚い！ほら、コップ！早くうがいしてこい！」
あぁ！床に！床にたらしてる！
朝から掃除なんてやってられるか！
クソ…とりあえずティッシュでふいて…
「チャンミンー。この服でいいの？
これ着たらいいの？」
あああああ！そうだって言っただろ！
「ねぇ、チャンミン、牛乳まだあった？」
冷蔵庫見ろ！！
まだあるよ！
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年4月4日 16時
