邪魔なんです！ ページ18
そろそろ電話くらいしても大丈夫だろう僕は頑張った…ものすごい勢いの仕事をこなした。ツアーの準備、アルバム作成、テレビに雑誌にCMに…これ以上ないくらいに頑張ってきた。
もう電話してもいいはず
ほんとはお店まで行きたいけど…
今はそんな時間はないから…
来週にはドーム本番、ツアーの初日。
彼女がどの日程でライブに来るのかも聞いておかないと僕の計画が進まない。
じゃあ…かけるぞ！
「チャンミン？何してんの？…
スマホ見つめてゲーム？」
邪魔だな…あっちへ行け…
「ユノヒョン。さっきマネヒョンが呼んでましたよ
急用みたいだからさっさと行きなさい。」
「えー…嫌だなぁ…どうせまた文句だよ…
チャンミン一緒に行ってよ。」
「お断りします。早く行きなさい。
すぐ行け今すぐに。僕は忙しいんです。」
「…忙しいね…スマホで遊んでたくせに…
ふうん……」
早く行ってくれ！時間がないんだから
休憩終わっちゃうだろ！
「いいや。用事ならマネヒョンが来るだろうから
僕もここで座ってるよ。」
「行ってくださいよ！ほら！怒られたくないでしょう？あ、もしかしたら差し入れのお菓子をくれるかもしれないですよ！」
「…何？僕がいたらなんかまずいわけ？…
マネヒョンがお菓子なんかくれるわけないし…」
まずいって言うか邪魔なんです！
さすがの僕もユノヒョンの隣でAさんに電話できませんよ！だってうるさいんだから！
絶対騒ぐし邪魔でしかないし！
「なにかくしてんの？僕わりと感はいい方なんだ…なんかたくらんでるんだろ。」
発想が下品ですね！たくらむとか僕をなんだと思ってるんだ！
「なんの事だかわかりませんが。
ヒョンが行かないなら僕が席をはずします。」
しかたない外に出て電話しよう。
暑いけどユノヒョンに聞き耳を立てられるより…
「…なんでついて来るんですか…」
「別にいいよね。たくらんでないんだろ？」
「よくないです…暑苦しいからあっちへ行け！
僕は電話をかけたいだけなんです！」
「へー…誰に？」
しまった…
「誰でもいいでしょ！
ユノヒョンの知らない人ですから！」
「じゃあかけたらいいじゃない。
僕別に邪魔するわけじゃないんだし。」
邪魔なんだよ！ああ…ダメだ…
もうたぶんバレてるよ…
ニヤニヤしやがってムカつきますね！
「早くかけたらー？
僕、聞こえないフリしてあげるから。」
「それって聞く気満々って
言ってるようなもんですよ！」
ダメだ…後にしよう…
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作者名：ネサラン | 作成日時：2018年1月5日 23時
