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「颯、私…」
颯「皆川先生に気持ち伝えねぇの?」
「…わかんない」
颯「…振られても、俺がいるから」
次の瞬間…
颯に抱きしめられた。
早い鼓動が私の体に伝わる。
私はこんなに大事にされていたんだ
なのに…
「…ごめん」
颯「謝んなよ、麻世」
―――キーンコーンカーンコーン♪♪
颯「行こう!」
「…うん!」
私たちの文化祭が始まった。
今年は例年よりもお客さんが多くて、お化け屋敷は大盛況
順番待ちが驚くほどにいたのだった。
理奈「麻世ちゃん!空いたよ次のお客さん!」
「うん!次の方どうぞー!!!」
私は受付の仕事をしていた。
結局脅かすのが下手過ぎて受付になってしまった。
颯「おい、ぼーっとしてんなよ!次々!!」
「あ、うん!」
あれ?あれは七瀬さん?
風花「…」
「…どうしたの?」
風花「…お化け役の子がトイレ行っちゃって前半誰もいなくなっちゃって」
な、なんだって!?!?
理奈「麻世ちゃ……、あ」
「…あ」
ど、どうしよう
恭介「どうかした??」
「先生!お化け役の子がいないんです!」
恭介「え?!」
どうしよう…この状況、私が何とかしなきゃ!

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狼狐(うるふぉっくす)(プロフ) - 人を好きになった自分を責めなくていいんだと勇気づけられました! (2月13日 21時) (レス) id: df161cba77 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - 号泣しました!!風花ちゃんと理奈ちゃんの性格の変化が面白い!!そして何より主人公の設定が最高!! (12月12日 23時) (レス) id: 46458d1a7e (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 完結おめでとうございます! 最後ハッピーエンドでよかったです〜! (11月17日 20時) (レス) id: b8ba54da77 (このIDを非表示/違反報告)
星葵 - とっても面白くてすぐ読んでしまいましたw続編待っています。 (11月2日 17時) (レス) id: 6a9f6cbaca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年10月31日 18時