願いが1つ、叶うなら【名前変換オリジナル】

29 ページ29

「…な、なんで」




七瀬さんは大きな声で言ったものだからクラス中の注目を集めてしまった。






颯「…え、ホントなのか？麻世」



「あ、うん」




理奈「風花…落ち着いて」



風花「うるさい！あんたは私がいなきゃダメなくせに！！！」



「な、なんで理奈ちゃんを縛り付けるの！やめなよ！」






意味がわからない、七瀬さんと理奈ちゃんの関係も分からない…


なんでそこまで私に関わるのかも



全て…分からない








―――ガラガラ






女子生徒「皆川先生！」




「…！」






…先生！？







恭介「どうかしたの？」




女子生徒「仁科さん達が…」





「…」







どうしよう、こんな場面…先生に見られなくない








風花「仁科さんは颯くんがいるでしょ？理奈まで取っていく必要あんの？」



「…取るなんて」




理奈「やめて、もう私…」




風花「いいの？あんたのことバレー部でハブってもいいんだけど？」


理奈「…！」









理奈ちゃんは一気に青ざめた顔をした。




…もしかして、七瀬さんがバレー部のキャプテンだから逆らえないの？





そういえば、バレー部はいじめが多いっていう噂があって、何人も部活を辞めているらしい







颯「…麻世、大丈夫か？」





「…大丈夫」








こんなの…こんなの…ダメだよ！

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す