願いが1つ、叶うなら【名前変換オリジナル】

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「でも…颯とは友達で…」



風花「友達？それって仁科さんが言ってるだけでしょ？本当は颯くんは面倒なやつって思ってるんじゃないかなー？」



「え…」






ドクン…

自分の思考回路が止まる。
頭の中が暗くなる。





颯の事…なんにも知らない



でも、一緒にいるから友達だと思ってた。






…そもそも、友達ってなんだろう









―――ガラガラ




理奈「ちょっと風花！？」





教室に2人だけの私たちを見て理奈ちゃんは走ってきた。


風花「理奈〜」


理奈「風花！麻世ちゃんに何してたの！」




「いいの理奈ちゃん！」







風花「麻世ちゃん…理奈ちゃんってあんた達いつの間にそんなに仲良くなったの！？」




七瀬さんは鬼のような血相で睨む。
理奈ちゃんも顔を青くして怖がっている。




この2人…本当に友達なの…？






「私と…理奈ちゃんが仲良くなったら、ダメなの？」






私が反抗すると、七瀬さんは私の机を蹴って理奈ちゃんの手を掴んだ。



理奈「痛っ…！」




風花「ねぇ、理奈…私が仁科さん好きじゃないの知ってるよね？…いいの？私に逆らったりして」



理奈「ご、ごめん…」





「やめて！理奈ちゃんが怖がって…」

風花「うるさい！軽々しく理奈に近寄らないで！！あんたは颯くんがいるくせに！理奈まで奪っていくつもり！？」





なんの事よ…



なんで私がそんなに言われなくちゃいけないのよ…









「…っ、！！」






理奈「麻世ちゃん！！」







私は走って教室を出た。



もうここにいたくない、2人に近寄るのが怖い


私、友達ができるかもって思ったのに…！

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