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yuto side
教室に戻ると昼休みも終わりに差し掛かっていた
席に座って次の授業の教科書出そうとしたときだった
前の席の
えっと…
あ、三上さん
三上さんが体をひねって、プリントを見せながら話しかけてきた
「週末の体育祭のクラス対抗の走順、これでいいかな？」
そう見せてくれたのは
クラスになじめていないからかすっかり忘れていた体育祭のことで
週末…土曜だっけ
あ、でも、その日は…
「でも、仕事が午前中あるから、間に合うかどうか…」
そう答えた
「そっか、一応この順番で出してみるね」
そう三上さんは言った
ただでさえ人見知りな俺は、小さく会釈した
いつもならそこで会話は終わっているのにその日、
三上さんは体の向きを戻さずに言葉を続けた
「やっぱりアイドルって大変なんだね」
その一言は
思っていたより自分に重くのしかかって
だからこそ
さっき自分の放った先生への言葉たちも
もしかしたら先生にとっては重荷だったんじゃないかって
そう思いながら
返答しないのも不審がられるから
「たぶん、どんな仕事だって大変なんだよ」
そう答えてみた
すると三上さんは
「例えば…先生…とか？」
そう言って体を前に向き直したんだ
その一言にドキッとした
でも
そのあとの授業は、あの人のことで頭がいっぱいで
あっという間に放課後で
先週、毎日、応接間に行っていたのが嘘みたいだ
教室に残って課題を進める
今日は
三上さんが言う通り俺はアイドルだから18時からレッスンだ
だから17時ごろに学校を出なくては…
貴女が一緒にいない放課後はひどく時間が進むのが遅く感じただなんて、誰にも言えなくて
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ポップコーン(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます！前作も読んでくださっていて嬉しい限りです！そういう言葉たちがもらえるからこそ、頑張れます！ (2019年5月7日 14時) (
レス) id: ea7b8e31ed (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 前作がとても大好きでポップコーンさんの作品をとても楽しみにしています！今回の作品もとても面白く更新が楽しみです！これからも応援しています頑張ってください！！ (2019年5月4日 21時) (レス) id: 7ee3fb9ae7 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 恋夢さん» そんなこと言って貰えて嬉しいです！頑張れます！！！！ (2019年4月26日 19時) (レス) id: 96257736ec (このIDを非表示/違反報告)
恋夢(プロフ) - このお話大好きなので更新楽しみにしてます！ (2019年4月26日 17時) (レス) id: f24f15ef6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップコーン | 作成日時：2019年4月15日 20時
