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You side
なんとも心臓の悪い教育実習のスタート
「日直は日誌を取り来いよ〜それじゃ、終了！」
神崎先生の一言でホームルームが終わる
生徒たちは席から立ち上がりそれぞれ1限の授業の準備やら友達のところやら立ち上がる
「それじゃ、1限は他の先生の授業の見学でしたよね」
神崎先生の言葉に頷き、教室を出る
教室に出る際に、
心臓が悪くなりそうな原因こと作間くんの方を見る
彼はさっき私に向けたくすっとした笑顔はどこへやら
再びイヤホンをして机に向かっていた
初日は
他の先生の授業の見学をしたり
空いた時間に自分の指導案も作ったり
分かったことは
どの先生もめちゃくちゃ忙しそうってこと
だから、迷惑にならないようにしなくちゃってこと
あとは
購買でイチオシの焼きたてメロンパンは昼休みすぐに売り切れてちゃうってこと
そんなドタバタしていたら来てしまった放課後
神崎先生に明日の指導案を提出しに職員室に向かう
しかし、神崎先生はちょうどなんだか会議に出るところらしいく、「あー今から、体育祭の会議してくるんで、机においておいてください！」とのこと
忙しそうな先生の何か役に立つことでもないか聞いてみる
「何かできることありますか？」
神崎先生は首をひねりながら
「んーえーと、じゃあ、社会科準備室の入ってすぐのところにある日本史の資料を2-5に運んでおいてもらってもいいですか？」
と会議室の方に走りながら言った
もうほんとにお忙しいときに、教育実習に来てすいません…
社会科準備室の資料を持ち、2-5の教室に向かう
そんなに量は多くないのだけれど10部ずつぐらいの束にジクザクに組まれているからか
なかなか持ち運びにくい…
資料を持ちながら
夕日が差す構内をすれ違う生徒たちに会釈しながら歩く
外からはサッカー部かな
ストレッチのカウントをしている声が聞こえる
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作者名：ポップコーン | 作成日時：2019年1月27日 16時
