教えて！煉獄さん！�� ページ9
煉獄さんの後についていくと、居間に案内された。｢入りなさい。｣と、私を先に進ませて中を覗くと煉獄さんの弟さんがちょこんと座っていた。
弟さんの前に敷いてある座布団に座るよう促され、続いて煉獄さんも弟さんの隣へと座った。
2対1のように机を挟んで向かい合うとしばしの沈黙が続いた。口角をあげ堂々としている煉獄さんとは対照的に私と兄を交互に遠慮がちに見る弟さん。ーーどちらかが言葉を発するまで黙って待つ。
｢さて！まずは自己紹介をしよう！私は煉獄杏寿郎だ！そして俺の隣にいるのが弟の千寿郎だ！さ！千寿郎からも何か喋るといい！｣
うむ！と言ってはいないが喋ってるように聞こえるのは幻聴だろうか。
千｢は、初めまして…、煉獄千寿郎と申します｣
ぺこりと頬を赤く染めて私に礼をする千寿郎君。それに返すように私も自己紹介をと意気込む。
『初めまして、私の名前はAと申します。宜しくお願いします。…えっと……』
ーーここに来た経緯を話すべきなのか躊躇していると、またもや煉獄さんが助け舟を出してくれた。
杏｢うむ！Aは今日からここで女中をしてもらうことは最初に話したな！仕事内容は千寿郎から聞くといい！千寿郎もAに教えてあげるように！｣
千｢は！かしこまりました！｣
杏｢宜しく頼むぞ！2人とも！｣
『宜しくお願いします！』
私と千寿郎くんは再びお辞儀をし合った。
杏｢それでは、千寿郎！これから俺はAと2人で話がある！席を外して欲しい！深夜明けから騒がせてすまなかったな！ゆっくり休むといい！｣
千｢いえ！ちゃんと休めています、お気遣いありがとうございます。それではAさん、後ほどまた伺います。失礼します。｣
ーーーなんて行儀のいい子供なんだ。と、このやり取りに呆気に取られる。
千寿郎くんが部屋からでていくのを見届けると煉獄さんは腕組みをしたまま私の方を見ていた。
｢さて。色々気になることがあるだろう。｣
声色を静めて、先程とは違い声量も抑えて煉獄さんが話し出した。そのためか、肩の力がフッと軽くなった。
｢何でも聞くといい。｣と、その言葉に従いいろいろなことを聞いてみようと思う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
