胸いっぱい�� ページ18
宇髄に連れられるがまま近くの町にある酒飲み場へと連れて行かれる。酒は飲めない歳だが無理矢理それを前に出されていた。
音｢おい！なんでそんなに帰りたいんだ！おもしれぇ！詳しく話せ！女だろ！｣
杏｢そんな面白い話ではない！｣
音｢いいから勿体ぶんな！｣
ーーこれは誤魔化すと後々面倒なことになりそうだ！正直に話そう！
杏｢実は昨日、警備をしていたら鬼に襲われた一家に遭遇した。｣
音｢ほう｣
杏｢家のものは小さな子供含め、3人が殺されていた。｣
音｢まじか。間に合わなかったんだな。｣
杏｢うむ。｣
ーー思い出しても、惨い光景であったとその時のことを思い出す。
杏｢鬼が近くにいるはずだと、あたりを捜索していると鬼は首を斬られていた。生きていたがな。｣
音｢だれか他に隊士がいたのか？｣
杏｢いや。いたのは俺と歳も変わらない女が斧を持って意気消沈して座り込んでいた。｣
音｢女？そいつが首を斬ったのか？｣
杏｢うむ。そのようだった。｣
音｢へー。すげえな。素質あんじゃねぇのか？｣
杏｢そうだな！鬼の首の斬り方を見たが、それはそれはきれいな太刀筋であった。｣
音｢興味深いな。｣
杏｢うむ。何か秘めたものをその子に感じた。しかし、親兄弟を殺され行く宛てもなかったみたいでな。俺の家の手伝いも辞め、千寿郎が苦労していた状況であったから女中になってもらった！｣
音｢おうおう！なるほどな！そいつが作る飯が美味かったってわけだな！｣
杏｢そうだ！話はこれで終いだ！では失礼す…
音｢おい待て！肝心な所を聞いてねぇ！｣
杏｢む！他に何かあるのか！｣
音｢かわいいんだろ？そいつ。｣
と、耳打ちでいやらしく宇髄が聞いてくる。
杏｢ふむ！そうだな！可愛らしい容姿はしているな！｣
店の料理を運ぶ女の店員が横切り、その顔をチラリと確認し、Aを今まで見てきた女性と比べ返してみるとかなりの逸材だということに気付く。ーーそれと同時に昼間、Aの部屋を勝手に訪れた際の服の乱れで乳が見えそうになっていた場面が脳裏に浮かびしばらくの沈黙を貫く。
音｢惚れたんだろ。｣
杏｢なんと！それはない！｣
音｢そうかそうか！煉獄も男ってことだ！ああ、いいなぁ！むず痒いじゃねえか！｣
この男は何を一人で盛り上がっているのだ。俺は何も言っていない！
そして、それから終始ニコニコしている宇髄に背中をバシバシと叩かれ俺らはそれぞれの家へと帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1334人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
