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翌日、いつもより早く家を出て良くんと待ち合わせていた駅で彼を待つ。
会う方法がこれしか思い付かなかった。
だけど何時間待っても彼は来なかった。
もうすぐ始業時間だというのに。
「あれ、まっさんと一緒に帰ってた子やんな？」
声がする方に目をやると、良くんと一緒にいるところを見かけたことがある人。
「遅刻？まぁ俺もやねんけど」
『…良くんって今日お休みなんですか？』
「え…」
小島さんは驚いたような表情を見せる。
「何て聞いてるん？」
『…何も。昨日フラれて、理由も教えてもらえなくて…』
「はぁ！？フラれた？」
『…連絡も取れなくなっちゃって』
そこまで言うと堪えていた涙が溢れ出した。
「…ごめんやけど、俺から言うのもちゃうと思うねん」
何か事情は知っているんだろう。
「大丈夫？落ち着くまで一緒におるわ」
そう言うと近くのイスに座って、私も隣に座らせてくれる。
『…学校、大丈夫ですか？』
「大丈夫大丈夫、元々遅刻の予定やし」
『すいません』
「ええよ、悪いのはまっさん。えっと…名前何やっけ？」
『…Aです』
「あ、そうそう。Aちゃんは何も悪くないって。」
そう言って本当に私が落ち着くまでずっと隣にいてくれた。
『すいませんでした』
「ありがとう、の方が嬉しいかなぁ」
『あ、ありがとうございました』
「いえいえ。今日はもう帰って家でゆっくりしいや。」
『はい』
「あといらんかも知れんけどこれ、俺の連絡先」
『え』
「まっさんのことで何か愚痴りたくなったら俺に送っておいでよ。どっちも知ってる人、そんなにおらんやろ。」
『…はい』
画面を読み取って登録する。
「んじゃ、俺は大人しく学校行くわ」
『ありがとうございました』
軽く手を振りながら電車に乗る小島さんを見送って、私は自宅へ引き返した。
▽△▽△▽△▽△▽△
誰にしようかと考えたんですが、一番同級生感あるのがこじけんでした。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
