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『…私の気持ちわかった？』
「え？」
『私もあの子と話してるのずっと嫌やった。大晴のこと好きなんめちゃくちゃわかりやすいから。大晴だけやで、気付いてないの。』
「…そうなん？」
『うん、それでこじけんはわざと同じようなことやってくれてん』
「え、じゃあこじけんのは嘘ってこと？」
『うん』
「…ごめんな。ほんまに全然気付かんかった。」
『ちょっとぐらいなら良いけど今日みたいなんは止めて欲しい』
「うん、絶対しやん。ほんまに反省してる。」
落ち込んで下を向いたままの大晴は、少し可愛いなんて思ってしまう。
『もうしやんって信じていい？』
「うん、信じて欲しい。もう喋らん。」
『…わかった、信じる。よし、じゃあ戻ろ。』
「うん」
会場に戻ると大晴がこちらの席までついてくる。
『こじけんと晶哉くんにお礼言っといてや』
「うん。A、その前にさぁ」
その言葉と同時に唇が重なる。
周りからは野次や冷やかしが飛んできた。
『なっ…』
「みんなにアピールしとかな」
『…アホか』
「後で部屋行くわ」
そう言って上機嫌に元の席へ戻って行った。
赤くなった頬を押さえながら席に座る。
「…私、別の部屋行ってあげるわ。明日遅刻しなや。」
『ありがと…』
ふとあの子と目が合って睨まれた気がするが、今の私にはそれさえも気にならない。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
