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所謂相合傘というやつで出かける。
『大丈夫そう？』
「んー」
『傘持とか？』
「大丈夫」
返事があまり大丈夫そうではないけど。
「A？」
『ん？』
「心配かけてごめんな。あと来てくれてありがとう。」
『まぁ、それぐらいしかできひんからね』
「でもほんまにA来てからちょっと楽になってん」
『ふーん、不思議』
「これからも調子悪い時一緒にいてや」
『良いけど。急に甘え方わかったん？』
「…Aにだけな」
『他の人にやったらそれこそ別れるわ』
「でもAがわざわざ来やんでもええ方法、さっき気付いてん」
『何？』
「俺ん家住めば？」
『…は？』
「どうせそのうち一緒に住むんやし」
『ん？え？』
「荷物は車ないとしんどいか。どっちにしろ天気ええ日やな。」
『あのー…』
「ん？」
『本気？』
「めちゃくちゃ本気。なんならAの親御さんに挨拶しに行くレベル。」
突然のことに驚きを隠せない。
「…まぁその辺は改めてちゃんとするけどな」
『…期待しとく』
「応えられるように頑張るわ」
少し私寄りに傾けられた傘に、誠也くんからの想いを感じながら雨の中をのんびり歩く。
たまにはこれだけのデートも幸せだな。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
