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放課後───
「『ばいばーい』」
乗換駅で友達と別れ、1人ホームで電車を待つ。
「Aー」
待ち合わせをしている訳でもないのにいつもこの駅から一緒に帰る人。
晶哉もこの駅から1人で帰っていたらしくいつの間にか仲良くなっていた。
いつも通り各停電車に乗り込む。
「もう言うてる間にクリスマスやなぁ」
『…あ！今日一駅手前で降りるわ』
「え、何急に」
『友達とクリパでプレゼント交換の約束してんの思い出した』
「買いに行くん？」
『うん、あの辺お店多いし』
「じゃあ俺もついてくー」
『何しによ』
「俺もあそこに気になる店あるねん、混んでてA一人危ないしな」
『ふーん、じゃあついでに寄ろ』
わかりやすく心配してくれるのに、素直な気持ちは言ってくれない。
付き合っている訳じゃないし確信はないけど、きっと私達は同じ気持ち。
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作者名：透 | 作成日時：2022年12月9日 6時
