こんにちは、恋歌。 (ページ3)

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「誠也くん今大丈夫ですか？」

「おー正門。大丈夫大丈夫」

会話を大人しく聞いていると、どうやら2人は高校時代に同じ軽音部だったらしい。

今度その軽音部で集まらないかというお誘いだったようだ。

「こじけんが誠也くん連絡取れへんって言ってたんで」

「嘘やん。何でやろ」

「電話繋がらんって」

「あ…小島に新しい番号伝えんの忘れてたかも」

「可哀想に。連絡したって下さいよ」

「せやな」と言いながらスマホを操作して電話をかけ始めた。

…営業中やろ。

「お邪魔してすみませんね」

『いえいえ、誠也くんにクレーム入れてただけなんで』

「クレーム？」

『優しさが足りひんって』

「誠也くんとは仲良しなんですか？」

『まぁ…昔から面倒見てくれる親戚のお兄ちゃんです』

「あ、そうなんや」

『正門さん？は高校の時の？』

「一つ下の後輩。軽音部で一緒にバンドしててん。」

『あ、じゃあ私と同い年だ』

「そうなんや。えっと、お名前聞いても良い？」

『AAです』

「正門良規です。Aちゃん、よろしくね」

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