こんにちは、恋歌。 (ページ11)

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「Aー、おはよ。」

『誠也くん、おはよ。珍しくギリギリやね。』

「家で鍵なくして探してたら電車1本逃したわ」

『間に合っただけでも良かったやん』

「まじで昨日の俺、何であんなとこ置くねんって感じやった」

『あっちこっち置くからちゃう？置き場所決めるとか。』

「基本は決めてんねん。でもちゃうとこ置いてまうんよなぁ。」

『じゃあスマホで探せる、みたいなグッズあるやん。あれは？』

「わざわざ付けずに直したい」

『無理そうやな』

「うっさい」

周りから見ると不思議な関係らしい。

そもそも誠也くんから女子に話しかける事自体が珍しいと、彼の親友であるリチャくんが教えてくれた。

それだけでも今の私は満足。

好きな人に近い存在でいられればそれで良い。

もっと親しい仲になりたいと思うこともあるけれど、いつかそれが壊れてしまうのなら今のままで良いと思ってしまう。

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誠也くんって兵庫なのでちょっと方言違うんですよね。

大阪弁になってしまいそうです…

お友達は絶対リチャくん。

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