ゲゲゲの鬼太郎6期 短編集*

信じられない出来事＊ 菜々美さんリク ページ18

突然インターホンがなった。


誰だろ…と思いながらドアを開ける。



そこには鬼太郎がいた。


｢今日は鬼太郎よんでないはずなんだけども…ん？｣



様子がおかしい。いやマジで！！




なんというか.......うん。

いつもより暗いというか…いや、雰囲気が違うのか。



｢ねえどうしたのさ.......！｣



カラン。下駄の音。



＿＿＿って土足で他人の家に入るか！？うおい！！



｢待って待って。土足やめい！！｣

そうやって下駄を無理やり引っ張ろうとした時。



ッドゴォォォ！！



｢痛いって！？壁ドンすんならもうちょい優しく！っていうか画鋲落ちそう！！｣


こいつめ.......！思いっきり壁ドンしてきやがった。

背中痛いわ！




｢.......｣



ほ？いやいやおかしい。

普通鬼太郎がこんなふうにするか？

照れてできな.......何でもないや。



ふと見ると鬼太郎の服が少し破れ、髪もいつもよりボサボサだ。




.......妖怪退治帰りですかね。




しかも様子がおかしいということは。



なんかの妖怪にやられたな？

(よし！ここまで予想できた私、えらいえらい←)




まずはこの状態をなんとかしなくてはね.......

よし！



｢まずは鬼太郎、落ち着け！ね？｣



私の顔の真横にある鬼太郎の手をどかす。


だが無理だった！



｢力強いね君…！？壁壊れるからそろそろ離れて.......｣



鬼太郎から力が急に抜けた。


まあ、鬼太郎の片手に縋りつくようにしていたせいか、私は床へ寝転ぶ。



｢いやぁ、どうなるかと思っ.......｣


ドサァ…





今度は鬼太郎が私の上に倒れてきた。


｢離れ.......て…ってちょっ！？｣



おい君は何をしている！？

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