3話 ページ5
Aside
入学式が終わり、いざハーツラビュル寮へ!と、みんなで移動しようとしていた時。
違いますよ!と大きな声が聞こえた。
バァン!と、ドアが開くと、変なマスクをつけたカラスさんが、ねこちゃんを抱えて立っていた。
どうやらあれが学園長さんらしく、
新入生が1人足りなかったんだって!
普通、1人足りなかったら大体死んでるのに、態々探しに行くなんて、きっと優しい人なんだろうなあ。
そんなことをしみじみ思っていたら、最後の新入生の寮分けで問題が起きたらしい。
「おい、魔力がないってまじかよ?」
「なんで黒き馬車は迎えに行ったんだ?」
ざわざわと、会場が騒がしくなる。
話の内容を聞いてみると、闇の鏡に寮を選ばれなかったんだって…可哀想だな…。
あの子、帰っちゃうのかなぁ?
「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ!」
最後の新入生の子に注目していたら、学園長さんが抱えていたはずのねこちゃんが、腕から抜け出して暴れ始めた。
辺りはあっという間に火の海に。
『わあ。これじゃ、前の学校と変わらないよ〜。』
「どんな学校だよ!?」
スペードマークくんが僕を火に当たらないよう、屈ませてくれる。
「大丈夫か!?」
あたふたとした様子で、こっちを伺ってくる。
『うん。全然大丈夫だよ〜。それより、あのねこちゃん大丈夫?口に火炎放射器突っ込まれてるみたい。』
「そ、そうなのか!!?」
だって、火を噴くねこちゃんなんて見たことないんだもの。
会場の端っこでねこちゃんを見ていると、
寮長さんと、違う寮の眼鏡さんがなんとか捕獲した。
それにしても、寮長さんのユニーク魔法は本当に凄かったなあ。
魔法を使えなくするんだって!
でも、本当に首をはねて息の根を止める方が強そう!
クロ「ごほん!では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので。」
『ええ!?鍋にしないの…?殺さないの…?ほ、ほんとに…?優しい…!!』
普通は、四肢をもいだり、火炙りにしたり…色々するはずなのに。
この学園長さん、凄くいい人だ…!
学園長さんを尊敬の眼差しで見ていると、緑の眼鏡さんに、「そりゃしないだろ…。」と苦笑された。
この学園、平和だ……!!!
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乱無(プロフ) - 初コメ失礼します!! ほんとに僕にあった作品で最高に好きです! リクエストでジェイドさんとの絡みがみたいです!! 採用していただけたらなと思ってます! 迷惑でしたら無視をしていただいて大丈夫です!! 楽しみにしてます!! (8月21日 23時) (レス) @page39 id: 565cbb1531 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!夢主くんのサイコパスさと、あどけのない可愛さが最高に好きです。すぐに殺そうとするとこが尚良き。大好物です、デヘヘ 「一緒に遊ぼう!」とか言いながら武器振り回して追いかける夢主くんとキャラが観たい。 続き楽しみに待ってます! (8月20日 23時) (レス) id: b26d36307f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 初コメ失礼します!25話目の文章が抜けています。こちら側の不具合かもしれませんが、念の為確認お願いします…! (2023年3月14日 21時) (レス) @page27 id: 1aec65c647 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマヨトマメトマト(プロフ) - さにかんさん» 申し訳ございません、pixivにてこの作品を出す予定はないので、控えていただけると幸いです。 (2023年3月12日 17時) (レス) id: a96fc2539f (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 設定が斬新でとても面白いです!ただ一瞬、「闇落ちしたマイメロ」って単語が頭をよぎってしまった……続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年3月10日 12時) (レス) @page20 id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月8日 7時